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次に「シン」を作ってほしいアニメは? 「ナウシカ・ガンダム」大御所との関係が気になる

『シン・仮面ライダー』が公開とともに、ネットでは庵野秀明監督の次の「シン」作に注目が集まっています。往年の特撮の名作が次々とあがるなか、「アニメならどうなる?」と注目が集まっています。

「シン・仮面ライダー」公開! ファンが期待する次の「シン」作アニメは?

公開中の映画『シン・仮面ライダー』主人公のコートも含めて立体化した「S.H.Figuarts シン・仮面ライダー』(BANDAI SPIRITS)
公開中の映画『シン・仮面ライダー』主人公のコートも含めて立体化した「S.H.Figuarts シン・仮面ライダー』(BANDAI SPIRITS)

 2023年3月18日に公開された庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』は、初代ファンのみならず「仮面ライダー」を初めて見る観客の心も揺さぶり、大きな話題になっています。すでにネット上では、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』の後に続く、「シン」作への期待の声も高まっています。数々の特撮作品の名前があがる一方で、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に続く「アニメ」の新企画を期待する声も高まっています。今回は、次の「シン」作がアニメだったとしたら……? 有力な作品を考えてみます。

 まず、第一に考えられる作品は『風の谷のナウシカ』の続編です。庵野監督の尊敬する人物としては、スタジオジブリの宮崎駿監督が挙げられます。『風の谷のナウシカ』で王蟲(オーム)や巨神兵の作画を庵野監督が担当し、『風立ちぬ』で主役の声を庵野氏が担当するなど、ふたりの間には深い関係があります。実際、『天空の城ラピュタ』制作中に、庵野監督が『ナウシカ2』をやらせろと宮崎監督に申し出たこともあったそうです。

 庵野監督は昭和35年(1960年)生まれで、中学時代に『宇宙戦艦ヤマト』、高校時代に『機動戦士ガンダム』に出会い、これらの作品に魅了されました。

 どの位ハマっていたかと言えば、庵野監督の大阪芸大時代の同級生である漫画家・島本和彦さんの自伝的コミック『アオイホノオ』のなかで、大学時代の庵野監督が遊びに来た女性を歓迎するために、自分のもっとも好きな『ガンダム』のビデオを流して解説するというエピソードが描かれているほどです。

 そして、庵野監督はアニメーターとしても『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に参加しています。同様に参加していた出渕裕さんらとファンクラブを結成し、1993年には書籍『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』を責任編集するほどです。

 2023年1月の復刻版の巻頭言では、この本での分析が結果として『新世紀エヴァンゲリオン』の企画をまとめる力になったと証言しています。その後も庵野監督は『MS IGLOO』の大ファンであることを公言しています。とはいえ、富野由悠季監督なら「他人に作らせるなら、オレにやらせろ!」と言うかもしれません。

 世代としては『宇宙戦艦ヤマト』も庵野監督の原体験のひとつと見られますが、こちらはすでに『ヤマトよ永遠(とわ)に REBEL(レベル)3199』の企画が動き出しており、さすがに、『シン・ヤマト』の可能性は高くないかもしれません。

 みなさんはどんな「シン」作アニメが見たいですか?

(マグミクス編集部)

【画像】次の「シン」作、アニメならどうなる? 庵野監督が愛した作品たち(6枚)

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