『こち亀』両さんと『DB』フリーザが対決の神コラボ!? 「あ、あいつはギャグ漫画の人間だ…!」
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と『ドラゴンボール』は言わずと知れた日本を代表するマンガ作品。実は過去に、『こち亀』と『ドラゴンボール』がコラボしていたのをご存じでしょうか? 最初のコラボから数十年経っても、たびたびネット上でも話題になる神コラボ。では、コラボ回のストーリー展開はどうなったのか、みていきましょう。
『こち亀』にニセ最終回が存在していた!?
日本を代表するギャグマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とバトルマンガ『ドラゴンボール』。この異色の作品同士が過去に、コラボするという快挙を果たしていました。最初のコラボから数十年経つ今でも、たびたびネット上でも話題を呼ぶなど人気の衰えを感じさせません。では、肝心のストーリー展開は一体どういった内容だったのでしょうか。
コラボマンガが描かれたのは1991年4月発売の第69巻 「両さんメモリアル」にて。現在は連載が終了した『こち亀』ですが、伝説の“ニセ最終回”と言われたのが「両さんメモリアル」です。
この回で主人公・両さんが「長い間ご愛読ありがとうございました」と読者にお礼の言葉を残し、派出所を去ったことを告げ「また会う日までさようなら」の言葉で終わりました。このページを見て誰もが「ついに今週でこち亀は最終回か〜」と思った直後に、ひょうひょうと派出所に戻って来ます。
驚く派出所のみんなに対して、すかさず両さんが「終了なんて言ってない、あれは見開きでお礼を言っただけ」と言い放ち、「パチンコ屋の新装開店みたいなもの」だと笑い飛ばすのです。
さらに「タイトルも新しくこち亀Zなんちゃって!」と、おちゃらけて全く反省の色がみられず、部長をはじめみんなの怒りを買います。そして、部長から「お前などもうでなくていい! 他の漫画にいっちまえ!」と『ドラゴンボール』のド田舎ナメック星の世界へと追い出されるのです。
そこに待ち受けていたのが『ドラゴンボール』きっての悪役・フリーザ。第69巻の発売時期とフリーザの出で立ちから、第一形態のフリーザであることが分かります。これにはさすがの両さんも、冷や汗を流すことに……。
こち亀×ドラゴンボールのコラボはこれだけでは終わりませんでした。最初のコラボから実に16年後、両さんとフリーザは再会することになります。