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来場者数は「コミケ」1日分に匹敵! 仮想空間で大盛況の「VRマーケット」とは?

バーチャル世界でアバターを身にまとい、バーチャル空間でコミュニケーションが取れるオンラインサービス『(VRchat)バーチャルチャット』で3Dモデルの展示、即売会『バーチャルマーケット』が開催され、回を重ねるごとに盛り上がりが白熱しています。

PC環境さえ整えば、時間や場所を厭わない『VRchat』

「バーチャルマーケット2」には、「キズナアイ」ら50組以上が参加するバーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」も出展した(画像:Activ8株式会社)
「バーチャルマーケット2」には、「キズナアイ」ら50組以上が参加するバーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」も出展した(画像:Activ8株式会社)

 魅力的なバーチャル空間、自在に操作できる自分自身のアバター、世界中の人々との新たな出会い……。2009年8月に公開された映画『サマーウォーズ』で登場したネット上の架空の世界「OZ」のような魅力的な世界が、「VRchat」を通して現実のものになってきています。

「VRchat」とは、いわばVR技術を用いたSNSのようなサービスです。ヘッドセットとPC環境を用意すれば、ユーザーは自分自身の好みのアバターを操作し、多種多様なバーチャル空間(たとえば、ゲームの世界観をそのまま再現したような世界)を歩き回ることが可能です。そこで他のユーザーとコミュニケーションを楽しんだり、ゲームを遊んだりすることもできます。

 更に名称に「VR」と付くところからもわかる通り、機器を準備すれば自分の身体の動きをそのままアバターに反映させることができるのです。

 いま、この「VRchat」を舞台に、企業をも巻き込んだ企画「バーチャルマーケット」が大きな盛り上がりを見せています。
 
「バーチャルマーケット」とは、バーチャル空間上における3Dアバター・3Dモデルの展示・即売会で、来場者が会場に展示された3Dアバターや3Dモデルなどを自由に試着、鑑賞して取引でき、サークルの出展も可能、いわば「VR空間上のコミケ」のようなイベントとして、2018年8月に第1回が開催されました。

「バーチャルマーケット」はインターネット上の注目を浴び、Twitterのトレンド入り(日本国内・1位)を果たしました。2019年3月に開催された2回目の同イベントでは、ブース出展数が増え、参加サークル数は前回に比べ5倍に。来場者数は12万人以上を達成しました。

【画像】VRならではの「バーチャルマーケット」会場(12枚)

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