『DB』鳥山先生の秀逸ネーミング フリーザの部下は「冷蔵庫に収納可能」?
人気マンガ『ドラゴンボール』シリーズに登場するキャラクター名は、現実のものが由来になっていると言われています。かっこいい技名も身近なものが元になっており、ネット上では「ふざけすぎなのに違和感なさすぎ」と、鳥山明先生の秀逸なネーミングセンスが称賛されていました。
適当っぽいのにかっこいいネーミングセンス

鳥山明先生による大人気マンガ『ドラゴンボール』は、登場するキャラや技の名前が身近なものを由来としています。鳥山先生の圧倒的な画力やストーリーの面白さに引き込まれて、キャラの名前になんの疑問も抱かずに読んでいた方も多いでしょう。ネット上では「ふざけすぎなのに違和感なさすぎ」「冷静になればすぐ元ネタ分かるのに、子供の頃は気付かなかったの不思議」と、鳥山先生のネーミングセンスに驚きの声が上がっていました。
まず、有名な技名でいうと、主人公・孫悟空の必殺技である「かめはめ波」は、ハワイ王国の「カメハメハ大王」が名前の由来です。鳥山先生が亀仙人の必殺技に「かめ」というワードを入れたくて悩んでいるときに、奥様の「かめはめ波はどう?」というアドバイスを受けて「おもしろい!」と思い採用したそうです。現在では孫悟空のかっこいい必殺技として受け入れられていますが、「よく考えるとダサいんだよな」「ダサいはずなのに、なぜかかっこいい」とそのネーミングの秀逸さが、改めて評価されています。
また、フリーザの部下は、冷蔵庫(フリーザー)に入る食べ物で統一されていました。ナッパ(菜っ葉)、ラディッツ(ラディッシュ)ら「野菜ネタ」のサイヤ人勢はもちろんのこと、ザーボン(ザボン)、ドドリア(ドリアン)、キュイ(キウイ)など果物が元になっています。同じくフリーザの部下であるギニュー特戦隊の5人は、全員乳製品が由来となっているよう。ギニュー(牛乳)、リクーム(クリーム)、ジース(チーズ)、グルド(ヨーグルト)、バータ(バター)と、違和感なく食べ物をキャラクターの名前にしています。
そして、ネット上で特に「ふざけすぎ」と言われているのが、ブルマ一家です。ブルマ一家の名前は下着と同じ名前がつけられており、ブルマはもちろん、ベジータとブルマの子供の名前はトランクスとブラでした。ちなみにブルマの父親はブリーフです。このネーミングには「トランクスはかっこよくてマジで秀逸」「鳥山明先生凄すぎるだろ」「ベジータの意見が反映されていないのがよく分かる」と、『ドラゴンボール』のキャラたちのなかでも特に称賛されています。
面白い名前は紹介しきれないほど多く、「天津飯、チャオズの中華シリーズ好き」「一番尖ってるのはやっぱりチチでしょ」「天下一武道会に出てきたイダーサとイコーセが最高」「ドクター・ゲロの息子が戦死したって裏設定聞いて同情してたけど、息子の名前がゲボで吹いた」など、たくさんの名前が上がっていました。
(マグミクス編集部)