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「未完エンド」で賛否両論を呼んだゲーム3選 ラストに新たな敵登場!?

ストーリーがあるゲームは、何らかの形で必ずエンディングを迎えるもの。ほとんどはハッピーエンドかバッドエンドで幕を閉じますが、なかには「未完」となってしまう場合もあるようです。特にゲーマーの間で賛否両論を呼んだ作品を、3つご紹介していきましょう。

18年待った続編でも完結ならず!

美麗なグラフィックでファンを魅了した『FINAL FANTASY VII REMAKE』 (C)1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO ILLUSTRATION: (C)1997 YOSHITAKA AMANO
美麗なグラフィックでファンを魅了した『FINAL FANTASY VII REMAKE』 (C)1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO ILLUSTRATION: (C)1997 YOSHITAKA AMANO

 どんな物語も、最後は何らかのエンディングに辿(たど)り着くようになっています。しかしこれまで発売されたゲームのなかには、「未完」という終わり方になったタイトルも少なくありません。実際にどんなゲームが「未完エンド」を迎えたのか、代表的な作品を見ていきましょう。

※以降の本文なかには、『シェンムー』『トマトアドベンチャー』に関する詳しい記載があります。閲覧にはご注意ください。

 数あるゲームのなかでも、完結を願うプレイヤーが数多くいるのが「シェンムー」シリーズです。

 物語の主人公となる芭月涼は、武術家の卵である高校生。謎の武術家に殺害された父親の死の真相を探るため、日本や中国を旅して仇敵を追っていきます。

 シリーズ第1作目の『シェンムー 第一章 横須賀』は、1999年に登場。そして2001年に続編となる『シェンムーII』が発売されましたが、物語は完結しませんでした。

 同シリーズの生みの親である鈴木裕さんによると、ストーリーは全11章で構成されているそうですが、『シェンムーII』の時点では、その半分までしかたどり着いていません。

 しかも専用ハードであるドリームキャストが生産終了したことで、その後約18年もの間、同シリーズは打ち止めとなりました。

 その長い沈黙を打ち破ったのが、2019年発売の『シェンムーIII』。しかしラストで涼が父の仇に急接近するものの決着はつかず、結局物語の完結は実現していません。

 また、未完で終わってしまうゲームは、シリーズものだけとは限りません。ゲームボーイアドバンスのアクションRPG『トマトアドベンチャー』の結末も、プレイヤーに衝撃を与えました。

 同作は、トマトをモチーフとした「ケチャプー王国」を舞台に、トマト嫌いの主人公がガールフレンドを救うための冒険を繰り広げるお話。

 ラストではガールフレンドを救出する王道のエンディングと見せかけて、事態は思わぬ方向に。トマトに代わって、ピーマンが新たな敵として登場。仲間のひとりがさらわれ、主人公の「つぎの ぼうけんの はじまりだ!」というセリフで物語が締めくくられます。

 いかにも続きを匂わせる終わりだったため、ファンの間では「ピーマンアドベンチャー」の発売が望まれているのですが、20年近く続報はありません。開発元のアルファドリームが2019年に倒産したため、幻のゲームとなりそうです。

【画像】続きが気になる! 「未完」で反響集めたゲーム(4枚)

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