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衝撃的なマンガの「見開き」演出 迫力も絶望感も煽られまくる?

マンガの大きな見どころのひとつが、「見開き」です。コマ割りされず、コミックの左右のページが「一枚の絵」として描かれる大迫力の演出方法です。例えば『SLAM DUNK』の最終戦で描かれた桜木と流川のタッチシーンは、感動で鳥肌もののシーンとして有名です。そこで今回は、人気マンガの衝撃的な「見開き」を紹介します。

鳥肌が総立ちするマンガの「見開き」を大紹介

 エレンの「5年ぶりだな」の数ページ後にも、巨人が長い腕で攻撃するシーンが見開きで描かれる 『進撃の巨人』第1巻 (講談社)
エレンの「5年ぶりだな」の数ページ後にも、巨人が長い腕で攻撃するシーンが見開きで描かれる 『進撃の巨人』第1巻 (講談社)

 マンガの演出方法「見開き」はコマ割りがなく、コミックの左右のページを「一枚の絵」として描いた大迫力の構図です。有名なものでいえば、『SLAM DUNK』の最終戦のラストで描かれた、桜木と流川のタッチシーンの見開きは、大感動で鳥肌ものです。今回は他にもある人気マンガの衝撃的、大迫力の「見開き」を紹介します。

●『ジョジョの奇妙な冒険』躍動感と爽快感が詰まった見開き

『ジョジョ』はシリーズを通して、緻密かつ迫力あふれる作画、コマ割りが魅力です。第1部の「ウインドナイツ・ロット」でのジョナサンvsディオ戦の決着の場面は、ジョナサンによる手袋に火をつけたフィニッシュブローが決まった後のシーンが、それぞれの表情のコマとともに見開きで描かれました。

 また、第3部の承太郎vsDIO戦、第4部の仗助vs吉良吉影戦でも迫力のバトルが描かれ、見開きではないですが1ページまるまる使った怒涛のラッシュが演出されています。そして、第5部では爽快かつ大興奮の「伝説の見開き」が描かれます。ローマ近くの漁村に現れたチョコラータ(スタンド「グリーン・ディ」)は元医師だったものの、患者を意図的に殺していたサイコパスで、主人公・ジョルノたちとのバトルでも、ためらいなく村民を巻き込んで殺していきました。

 あまりの外道ぶりにジョルノと読者のヘイトを集めたチョコラータですが、ジョルノとの頭脳戦に負けた後、怒りの「無駄無駄ラッシュ」で7ページにわたってボコボコにされました。連載時は5ページでしたが、単行本では見開きがひとつ追加されています。追加された見開きでさらに12回も「無駄」と連呼されながら殴られたチョコラータは、続く7ページ目で「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」とみっともない断末魔を残し、最後はゴミ収集車まで吹っ飛ばされました。そのさまは爽快で喝采したくなります。

●『進撃の巨人』物語冒頭の人間の圧倒的無力感と、巨人の脅威を見せつける見開き

『進撃の巨人』では、第1巻から衝撃の見開きが描かれます。50メートルもの壁「ウォールマリア」の内側で暮らしていた、訓練兵になる前の主人公・エレン。しかし、唐突に巨人の強襲に遭い、目の前で母親が巨人に食べられる悲劇に見舞われました。第1話では壁を超える大きさの「超大型巨人」の姿が見開きとして描かれ、その脅威や人間の無力感が伝わってきます。

 母を失ったエレンは、巨人へ強い恨みと復讐心を抱き、やがて訓練兵となりました。そして調査兵団入りを希望するエレンが、復讐への第一歩と、壁の上で大志を抱いた瞬間、再び超大型巨人が襲来します。この場面も見開きとして描かれますが、無力だった第1話とは違い、エレンの「5年ぶりだな…」のセリフとともに、巨人に挑む覚悟が伝わる一枚絵になっていました。

※ここから先の記事は、『SPY×FAMILY』のまだアニメ化されていないエピソードのネタバレに触れています。

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