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ちょっと憧れちゃう「立ったまま死んだ」男たち 「ネタキャラ」もいる?

アニメやマンガでは、壮絶な最後を迎えてしまうキャラクターも少なくありません。今回は、特に記憶に残る立ったまま死を迎えた、いわゆる「立ち往生」をした男らしいキャラクターたちを紹介しましょう。その姿には、何かしらのメッセージが込められているようにも思えてきます。

信念を感じる死に様!

その背中に、一切の逃げ傷なし!! 『ONE PIECE ワンピース 14thシーズン マリンフォード編 piece.7』(エイベックス・ピクチャーズ)
その背中に、一切の逃げ傷なし!! 『ONE PIECE ワンピース 14thシーズン マリンフォード編 piece.7』(エイベックス・ピクチャーズ)

 アニメやマンガに登場するキャラクターの死亡シーンは、大きな見どころとして描かれることも少なくありません。特に、「立ったまま死亡したキャラクター」、いわゆる「立ち往生」の姿は、実に深く印象に残ります。史実では、諸説あるものの武蔵坊弁慶の最期が有名ですが、フィクションの世界はさらに壮絶です。

 まずは世界的大ヒットマンガ『ONE PIECE』に登場するエドワード・ニューゲートこと、通称白ひげの死です。「グラグラの実」の能力者の白ひげは「白ひげ海賊団」の船長で、四皇のひとりでもあり、大海賊時代における世界最強の海賊として登場します。

 白ひげ海賊団の2番隊隊長で、「息子」であるエースを公開処刑から救い出すため、世界政府との頂上戦争が勃発するなか、入り乱れる攻防戦は激しさを増し、さらに海軍側の策略のせいで白ひげは本来は味方のスクアードに、不意打ちで刺されてしまいました。

 それでも圧倒的強さを見せる白ひげは、最終的にはエースや仲間をその場から退却させるため、自身の命を掛けることに決めます。その後、エースは海軍大将・赤犬に殺され、黒ひげ海賊団も現れる絶望的な状況となり、刀傷267太刀、銃弾152発、砲弾46発を受けた白ひげは、立ったままその場で死んでしまいました。

 背中に一切の「逃げ傷」がないその死に様は、ファンの間で「かっこよすぎる」と支持されています。病気でもともと弱っていたことや、エースを救えなかったことが残念ですが、大海賊として見事な死を遂げたと言えるでしょう。

『北斗の拳』には、もはや説明不要とも言える「立ったまま死んだ男」の代表格・ラオウがいますが、他にも「かっこいい立往生」をしたキャラがいました。ライガとフウガのふたりは、カサンドラの衛士を務めていた双子であり、同じ筋肉と同じ感性を持つからこそ習得できる、「二神風雷拳」の使い手として、主人公ケンシロウたちに襲い掛かった敵キャラです。

 そんなふたりは、カサンドラの獄長・ウイグルに末弟のミツを人質にとられていたため仕方なく戦っていたのですが、ケンシロウの圧倒的な強さに気付き、救世主である可能性を信じ始めました。そして寝返った双子は、ケンシロウたちを建物の出口まで案内し、その場から逃がすことにします。

 しかし逃走を阻止するために、拳王親衛隊は頭上から巨大な岩を降らせました。これを、ライガとフウガが自らの身体で受け止めます。その状態でさらに無数の攻撃を受けるも、ふたりは絶対に岩を落とすさず、そのまま絶命。出番は短いものの、強烈なインパクトを残しました。ちなみに、『北斗の拳』を手掛けた原哲夫先生のその他の代表作『花の慶次-雲のかなたに-』では、戦の最中で「蓮に髑髏」の旗印を倒さないように、足に槍を刺して死んだ蛮頭大虎も人気です。

 最後はスポーツマンガからの紹介です。『侍ジャイアンツ』の主人公・番場蛮(ばんば・ばん)は、なんとマウンドで立ったまま死亡していました。番場の死因は、「分身魔球」を投げ過ぎた故の心臓発作。この展開は非常に衝撃的で、当時の読者の間でも賛否が分かれました。番場が所属する巨人軍の優勝と引き換えに死んでしまう、文字通り「命を削った投球」を実際にやってのけたのです。

 その他、『スーパードクターK』の一堡や、『終末のワルキューレ』のアダム、その他、後で生き返るものの『キン肉マン』のウォーズマン、『刃牙』シリーズの愚地独歩や郭海皇(そもそも死んだふり)など、ネットでは新旧のいろんなキャラが人気を集めているようです。

 ちなみに、ネットでこの話題になると、たまに「悪ふざけ」で『ゴールデンカムイ』の姉畑支遁先生の名前を出す人がいるのですが、彼は彼で「他の誰も真似できない壮絶な死」を遂げているので、ぜひ本編を読んでみてください。

(マグミクス編集部)

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