『水星の魔女』第2期、OP・EDに衝撃展開の「伏線」? 第1話「不穏」描写の数々【ネタバレ】
Season2が始まって早くも話題騒然の『水星の魔女』。本編で語られる新事実にも注目が集まりますが、変わったばかりのオープニングとエンディングの画像にも今後の展開が予想できる材料がありました。そこを紐解いていきましょう。
ガンダムシリーズ定番の展開あり?
ついに4月9日からSeason2が始まった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。早くもその展開に話題騒然です。そこで先日放送された第13話と、新しくなったオープニングとエンディングの映像を合わせて色々と考察してみましょう。
※以降の文章には最新話数のネタバレと考察が記述されていますので、閲覧にはご注意ください。
再開された物語はSeason1の最終回となった第12話から2週間後の物語となっていました。Season1終了直後は衝撃的なラストシーンのせいで続きがどうなるのか不安視されていましたが、予想されたよりもはるかに平穏無事な状態でSeason2はスタートしています。
もっともスレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランが離れ離れのままという、大方の人が予想していた展開はありました。しかし、安心できたことがひとつ。13話Cパートのプロスペラへのセリフから察するに、ミオリネは12話最後のスレッタの行動をある程度は理解できていたという点です。
衝撃的な場面を見せられて一時的に困惑したものの、理知的なミオリネですから、スレッタの行動が自分を助けるためのやむを得ないものとしたのでしょう。どうやらSeason1ラストでの衝撃的なシーンは、スレッタとミオリネの間で今後の大きな遺恨のもととはならないようです。
もっともミオリネに不穏な影が近づいてきました。プロスペラから、父であるデリング・レンブランの悲願という「クワイエットゼロ」への引継ぎを申し出されたからです。この時の演出として、ミオリネは光のある方向、プロスペラは影のある方向という構図になっていました。これはSeason1でも見られた演出で、ミオリネを闇に引きずり込む啓示とも考えられます。
また、このクワイエットゼロを「GUNDフォーマットのネットワークを利用して戦争のない世界に書き換える」とプロスペラは説明していました。その詳しい内容は不明ですが、GUNDを利用したものであることは確かです。本編の設定に照らし合わせれば、機械による人間の融合とも考えられるでしょう。
これまでのガンダムでも時おり、人間同士の意識の共有といったことがテーマになったこともあります。そして、それが兵器に転用されたこともありました。まだ詳細は不明ですが、ミオリネがクワイエットゼロに関わることで危険な道へと進む可能性が出てきたわけです。
これをスレッタが救い出すというパターンならば明るい未来も見えてきそうですが、今のところ母であるプロスペラの言いなりというのが実情。しかし、その答えでないかと考えるスレッタの姿がエンディング画面にありました。
それは母からもらったヘアバンドが外れ、髪を下ろした姿をスレッタが見せたことです。これは母の呪縛から逃れた姿とも考えられるでしょう。このエンディング画像では不穏な想像を連想するカットが多くありますが、筆者はこの部分にわずかな希望を感じました。