成長速度が異常? 登場キャラが強くなりすぎな件「インフレすごい」「進化しすぎ」
バトルものの少年マンガでよくあるのが、強さのインフレが加速してしまうこと。その代表作品といえば『ドラゴンボール』ですが、ネット上では他にも数多くの「週刊少年ジャンプ」作品が挙げられていました。そこで今回は「主人公も敵も強くなりすぎてしまった」と指摘される、強さのインフレを最も感じた少年マンガを見ていきましょう。
「強さのインフレ」が最近加速しすぎ?

バトルものの少年マンガによく見られるのが、強さのインフレが加速してしまう展開です。最初は弱かった主人公が努力を重ねて強くなっていく王道ストーリーのなかで、「主人公も敵も強くなりすぎてしまった」作品を読んだことがある読者は多いのではないでしょうか? 今回は強さのインフレを最も感じた「週刊少年ジャンプ」のマンガをご紹介します。
強さのインフレがもっとも加速してしまった作品といえば『ドラゴンボール』(著:鳥山明)が挙げられるのではないでしょうか? 読者の多くは、特に「ナメック星編」以降にインフレの加速を実感した人が多いようです。
子供の頃には戦闘力が10にも満たなかった孫悟空が、さまざまな師匠や仲間に出会い修行を重ねたことで、最終的には億を超える戦闘力を手に入れるほどに成長します。悟空以外にも、地球を壊すほどの力を手に入れた人物が次々登場するため、「インフレしていないキャラを見つける方が難しい」という声もありました。
続いて紹介したい作品は『幽☆遊☆白書』(著:冨樫義博)です。特に、ストーリー中盤で主人公・浦飯幽助が苦戦を強いられた、妖怪・戸愚呂弟のランクに納得できない読者が多いようです。B級ということが発覚した際には「あれだけ引っ張っておいてB級なの!?」「でも全体で見れば妥当かも」などと、読者に驚きを与えました。さらに終盤では、強さの基準となる妖力値が明らかになり「強さのインフレが加速しすぎ」との声もありました。
ほかには、グルメマンガでありながら惑星規模でのバトルを繰り広げる『トリコ』をあげる声も少なくありません。初めの頃のエピソードでは、捕獲レベル1の食材に対して、10人のプロ狩人で捕獲可能であるところからスタートしました。
しかし、中盤では捕獲レベル数千は当たり前。最終回で登場した宇宙の食材に至っては捕獲レベルが53万まで跳ねあがっています。読者からは「ボス級の捕獲レベルが雑魚化するスピード早すぎ」という意見があがっているものの「むしろ毎回ワクワクさせてくれるから好き」「食って強くなるんだから、このスピードは妥当」という肯定的なコメントも多いです。
最後は『NARUTO-ナルト-』です。読者からは「ペイン来襲編からのインフレすごいよね」「第四次忍界大戦のインフレはやりすぎだった」と話題を集めていました。特にインフレが加速した要因として、S級犯罪者で構成された「暁」の登場があげられます。暁のメンバーを倒すため、ナルトたち主要メンバーがとんでもないスピードで強くなっていきました。
インフレが加速した結果、普通に強いはずのキャラクターが平凡に見えてしまい「弱く見えちゃうから可哀想」「五影の存在感が薄くなっちゃった」という意見もあがっています。しかし、反対に「メインキャラは強くなってなんぼでしょ」「少年マンガでこの成長速度は普通だろ」などと、インフレの加速を受け入れる声も少なくないようです。
(マグミクス編集部)