なぜ姿がシルエット? 『ワンピ』ロジャーの宿敵・ロックスは「まだ生きてる」説
『ONE PIECE』で、過去の伝説の海賊として語られているロックス・D・ジーベックは、ロジャーとガープによって倒されたとされていますが、ネット上では「ロックスは死んでいないのではないか」という意見もありいました。謎多き人物に対する、さまざまな意見を紹介していきましょう。
ロックスと黒ひげの関係は?
『ONE PIECE』で伝説の海賊として語られているロックス・D・ジーベックは、かつての伝説の海賊で、38年前の「ゴッドバレー事件」にて、倒されたとされています。しかし、ネット上では「実はロックスは死んでいないのでは?」という意見も上がっていました。
※ここから先の記事は『ONE PIECE』単行本未収録の内容を含みます。
ロックス・D・ジーベックはロックス海賊団の船長で、野望は「世界の王」になることでした。ロックス海賊団には、後の四皇となる白ひげことエドワード・ニューゲート、ビッグ・マムことシャーロット・リンリン、百獣のカイドウなどそうそうたる面々が所属していました。ルフィの祖父モンキー・D・ガープは、「ロジャーの前は間違いなく奴らの時代じゃった」と語っています。
当時最強だったロックス海賊団ですが、ゴッドバレー事件で海軍中将のガープと、後の海賊王であるゴール・D・ロジャーが手を組んだことにより壊滅させされました。船長のロックスに関しては、元海軍元帥のセンゴクも「すでにこの世にはおらん」と言っています。しかし、センゴクがロックスのことを語る場面に関して、ネット上では「死んでいるなら姿をシルエットにしてるのはなぜ?」「ロジャーのようにはっきりと描かれているはず」という声も上がっていました。
その他にも、「金獅子みたいにどこかで生きていても不思議じゃない」「実はイム様がロックスとか」「クローンが出てくるかも」との声もあります。尾田栄一郎先生がわざわざシルエットでロックスを描いた以上、その姿をまだ明かすわけにはいかない事情があり、今後の物語にロックス本人が絡んでくる可能性があると考える人が多いようです。
また、黒ひげことマーシャル・D・ティーチの船が「サーベル・オブ・ジーベック号」という名前で、ロックスの名であるジーベックが付いていること、「ロックス海賊団結成の地」である海賊島ハチノスが黒ひげ海賊団の拠点になっていることなどで、ティーチとロックスの関係もかねてより考察されてきました。前述のロックスのシルエットでは、なんとなくの顔の骨格や髪型、目つき、鼻立ち、口の大きさなどが分かりますが、あまりティーチには似ていないように見えます。
しかし、「黒ひげが何らかの形で姿を変えたロックスなのかも」「ロックスの子供で、母親似の可能性もある」「黒ひげ『多重人格説』にちなんで、その人格のどれかがロックスかも」などの声も上がっており、何らかの関係性がある可能性は大きそうです。
最終章では、CPOのステューシーがエドワード・ウィーブルの母で「元ロックス海賊団自称『科学者』」のミス・バッキンガム・ステューシーのクローンであることが判明しており、今後の物語にもロックス海賊団が大きく絡んでくるのは間違いないでしょう。果たして、船長のロックス本人が登場する日は来るのでしょうか。
(マグミクス編集部)