『ワンピ』レイリーは海軍には逮捕不可能? 「兵隊壊滅」「監禁できない」
『ONE PIECE』ファンから人気の高いシルバーズ・レイリーは、元ロジャー海賊団の副船長で「冥王」の異名を持ち、ルフィに覇気を教えた人物でもあります。ネット上では「レイリーを海軍が追わないのはおかしくないか?」と、疑問の声が上がっていました。しかしいざ追おうと思っても、レイリーを捕まえるのは相当難しいとの憶測が上がっています。
「冥王」と呼ばれる実力は半端ない!
元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーは、『ONE PIECE』のなかでも人気のキャラクターとしてファンに愛されています。今は隠居状態ではあるものの、その戦闘能力は作中トップクラスです。そんなレイリーについて、ネット上では「レイリーを海軍が追わないのはおかしくないか?」と疑問の声が上がっていました。ただ、非能力者でありながら海軍大将・黄猿とも互角以上に戦い、「冥王」の異名も持つレイリーをいざ追おうと思っても、「それは難しいだろ」と指摘されています。
事実、501話で部下からレイリーの目撃情報を受けたモンキー・D・ガープ中将は、「下手にレイリーを相手にすれば 軍は思わぬ数の兵力を失う事になるぞ」と、当時の元帥・センゴクにも報告しないという判断をしました。512話でレイリーと戦った黄猿も、以前からシャボンディ諸島にレイリーがいるという情報を知っていたことを話しつつ、「あんたを捕らえるとなると……こちらとしても……色んな覚悟を決めにゃあいかんので……」と、捕まえられない事情をぼやいています。
レイリーは全盛期には海賊王ロジャーの右腕として活躍し、覇王色まで使える覇気の強さ、剣術など、その実力は筋金入りです。麦わらの一味が再集結するまでの間、2年に渡りルフィの修行に付き合い覇気を教えた人物でもありました。
まず、戦う以前の問題で、レイリーが海軍に追われたとしても捕まらない理由に、「見聞色」を思い浮かべる人は多いはずです。見聞色とは気配などを強く感じることができる覇気で、鍛え上げれば戦闘時に相手が次の瞬間、どこで何をしようとしているのかが分かるというもの。見聞色を使えば、海軍がやってきたとしても逃げることなど訳ないはずです。
また、非能力者のレイリーには、「海楼石」が効きません。「海楼石」は海と同じエネルギーを持つ石で、能力者に対して手錠や首輪などに使うことで悪魔の実の力を封じ込める力を持っています。しかし、レイリーは悪魔の実の能力を持たず、泳ぎも得意です。また、シャボンディ諸島では、奴隷のオークションにかけられていた人魚・ケイミーに付けられた爆弾付きの首輪を、いとも簡単に外したこともありました。ファンの間では、「ここでも覇気を使った(武装色で首輪を握りつぶして外した)」との見解が多いようです。
海楼石はもちろん、爆発する首輪などの類も使えない、海王類の巣で海軍の船でないと通れないと言われている「凪の帯(カームベルト)」も難なく泳ぐなど、レイリーには弱点などほぼないように思えます。仮に海底大監獄「インペルダウン」まで連れてくることができたとしても、拘束できる枷も檻もなく、見聞色の覇気で迷路のような監獄内も抜け出され、監獄の壁をぶち破ってそのまま泳いで逃げられる、もしくは副署長のマゼランやハンニャバル監獄署長も敗北して逃げられる、などのリスクを考えると捕まえても無駄かもしれません。
ネット上では「なぜ海軍に追われないのか?」という疑問に対し、「隠居してるし、捕らえるだけのメリットがない」といった意見や、「返り討ちにされたらヤバくない?」「海兵何人派遣しようが見聞色で逃げられるし、対峙したら覇王色で総員ほぼ気絶で、多分ロギア系の大将でも倒せないし、レイリー逮捕のための損害がデカすぎる」「シャンクスやミホークに高い懸賞金かけながら、捕まえられないでいるのと同じことでしょ」と、レイリーの逮捕は無理と考える声が多くありました。
レイリーは作中で懸賞金額すら不明ですが、前述の512話で黄猿に「キミ達が手配書を破棄してくれるのなら 私ものびやかに隠居できるんだがな」と言っていたため、一応の名目上は彼は「お尋ね者」であると考えられます。しかし、海軍も建前で手配しているだけで、もう逮捕は諦めているのかもしれません。
(マグミクス編集部)