『ガンダム』なぜか「弱点むき出し」のモビルスーツたち ファンがツッコミ「設計ミス?」
『ガンダム』に登場するジオン軍のMS(モビルスーツ)といえばザクやグフ。その多くは「動力パイプ」がむき出しの状態です。ファンからは「そこを狙えばすぐに勝てるのでは?」「だからすぐやられるのか」といった声が多く挙がっています。この記事ではそんなツッコミどころ満載の弱点部分について紹介し ます。
ジオン製MSもガンダムも弱点即バレ?
『ガンダム』に登場するジオン軍のMSといえば、ひとつ目のザクやグフといった機体たち。その多くは狙われたら弱点となりうる「動力パイプ」がむき出しになっています。どうして戦闘を不利にさせるような設計になってしまったのでしょうか。
動力パイプの役割について、ファンの間では「呼吸用の空気が送られているのでは?」「ケーブル類が入っている可能性もあるか」「冷却装置になっていて熱を排出している」などさまざまな意見が寄せられています。
実はこの動力パイプがむき出しになっているデザインには、開発上の理由があります。旧型であるMS-05ザクIでは、動力パイプは内装されていましたが、ジェネレーターとの兼ね合いで動きがにぶいという問題点がありました。そこで、新型MS-06ザクIIでは内部フレームは共通ながらも、動力パイプは機体の外側に配置されることになったのです。
ちなみにシリーズ1作目の『機動戦士ガンダム』第1話では、ザクの頭部にある「動力パイプ」がガンダムに引きちぎられて破損。その後も問題なく稼働を続ける描写があり、「どこの動力がダメになったんだよ」とファンからツッコミが入れられています。
しかし、その真相はいまだに明かされていません。いずれにせよ、弱点となりうる機体の重要な部分をむき出しにして、それを量産したジオン軍の設計者の判断は理解に苦しみます。
一方でガンダムもメインのカラーリングにもツッコミが。大部分が白と青ですが、操縦者が乗り込むコックピットの部分だけ赤くなっています。これに対し、ファンからは「わざわざコックピットを赤く塗っているので、相手に『弱点はここですよ』と教えているのと変わらない」「破壊されたら即死するコックピットを体の中央につけているのも問題だと思う」などの意見が相次いでいます。
しかし基本的にガンダムは強いことから、「攻撃に当たらなきゃいいだけ」「ハンデがあっても勝てるから問題ない」と特にコックピットの位置を気にしていない人も少なくありませんでした。
ちなみに弱点が少なく、「倒すのは無理ゲーすぎる」と言われているのが『機動戦士Ζガンダム』に登場するティターンズのアッシマーです。アッシマーはビームが効かないほど頑丈な作りをもった防御力の高い機体。
唯一の弱点は「変形時に0.5秒だけ現れる無防備な胸部分」です。このタイミングをピンポイントで狙うのはまさに「無理ゲー」でしょう。もちろんアッシマーの「動力パイプ」はむき出しになっていません。
※本文の一部を修正しました。(2023.4.17 11:15)
(マグミクス編集部)