「地球人最強」のマンガキャラは誰?「素手」のみの戦闘力で検証
バトルマンガにはさまざまな強キャラが登場しますが、生身の地球人限定で、特殊能力や必殺技を除いた状態なら誰が一番強いのでしょうか? 本記事では「素手の勝負で一番強い地球人キャラ」を検証するとともに、強さを証明するエピソードもご紹介します。
一般人は置いてけぼり? 強すぎて人間離れしたキャラたち
バトルマンガには、一般人では到底敵わないような強いキャラが数多く登場します。しかし特殊能力を使う場合や、地球人ではない場合は少しずるい気も……。そこで今回は、数あるキャラクターたちの中から「地球人」に絞って、「素手で戦ったら誰が一番強いのか」を検証してみました。
まず「強い地球人キャラ」の議論になると必ず名前が挙がるのが、『ドラゴンボール』のクリリンです。サイヤ人である孫悟空やベジータ、ナメック星人のピッコロの影で一見あまり強くないように見えますが、実は地球人としてはかなりの実力者。気円斬や太陽拳などの術を使う一方で、パワーもかなりのものです。
クリリンの強さがわかるのは、第25回天下一武道会の予選でパンチングマシーンを叩いたシーン。「すごい」と評価された一般の出場者たちが92点や112点のところ、クリリンは軽くパンチしただけで192点を叩きだしました。当時のチャンピオン・ミスターサタンの記録137点と比べても段違いのパンチ力です。ちなみにクリリンはかなり手加減して叩いているので、本気を出せばベジータがしたようにパンチングマシーンを壊してしまうでしょう。
続いて、人間離れしたキャラクターが数多く登場するマンガといえば『バキ』も外せません。なかでも異質の強さを誇るのが刃牙の父親・範馬勇次郎です。雷が落ちても無傷で歩き、巨大なアフリカ象を素手で倒したというエピソードを持つほどの強さ。あまりの脅威に作中ではアメリカ合衆国が彼個人と友好条約を結んでおり、「地上最強の生物」の異名で恐れられています。
また勇次郎は握力も底知れず、石炭の粉を素手で握ってダイヤモンドに変えてしまうシーンも。炭素に10万気圧の圧力をかけるとダイヤモンドに変化するとのことですが、勇次郎は素手でそれをやってのけたのです。空想科学研究所の柳田理科雄先生によると、勇次郎が握った炭素をダイヤモンドに変えるにはおよそ3000トンの握力が必要だそう。もし3000トンの握力で身体を掴まれたらどうなってしまうのか……想像できる範囲を超えています。
人間離れでいえば、『ワンパンマン』の主人公・サイタマも負けていないでしょう。趣味でヒーローを始めたという異色の主人公ですが、強さもまた異色です。どれほど強いのかというと、あまりに強すぎてどんな敵でも「ワンパンチ」で倒してしまうほど。反復横跳びをすれば速すぎて無数の残像が現れ、それによる衝撃波で敵を気絶させてしまいます。さらには拳を振るった風圧だけで地形を変え、地球巨大隕石が落ちてきた際には見事にワンパンチで粉砕しました。
相手がいかに強くても、あっさりとワンパンチで勝ってしまうため、ネット上では「最強とは彼のことか」「なんだかんだ、強さでいったらサイタマがやっぱり一番なんじゃない?」などの意見が多く集まっています。
(マグミクス編集部)