『デスノート』「シブタク」は重要人物だった? もし名前を間違えていたら
『DEATH NOTE』で夜神月がデスノートを使って殺害した一般人、シブタクこと渋井丸拓男について、「もし、彼の漢字を間違えていたら月はまっとうに生きていたかも」とネット上で話題になっていました。「それほど悪人でもないシブタクを殺害してから、狂気が加速した」という声もあるようです。
夜神月が殺した一般人・シブタクが「キラ誕生」のきっかけ!?
デスノートを拾った主人公、夜神月の数奇な人生を描いた『DEATH NOTE』のストーリーの序盤では、月がデスノートの信憑性を疑ってテレビに映っている犯罪者の名前をノートに書き写し殺害します。犯罪者が本当に死んでしまったことに動揺する月でしたが、「一人じゃわからない」と、通りがかりのナンパ男をターゲットにデスノートを使いました。
その男が名乗る「シブタク」こと渋井丸拓男の名前を耳にした月は、「シブイマルタクオ」の漢字を手当たり次第、デスノートに書き連ねます。結果、シブタクは月の目の前でトラックに引かれて死亡し、月はデスノートが本物であると確信しました。
ネット上ではたまに、「もしシブタクが死ななかったら月は普通の人生を歩んでいたかも」と、話題になります。もし月がデスノートを信じることがなければ、少し正義感が強いだけの優等生青年だったと考察する人もいるようです。実際にデスノートの所有権を放棄して記憶を失くした月は、人格が大きく変化して好青年になっていました。
読者のなかには「意外とシブタクって重要人物だよね」「月がシブタクの漢字を間違えていたら全く違う展開になったのでは」という声も上がっています。「シブイマル」は「渋井丸」しか当てはまらないでしょうが、「タクオ」はスマホの予測変換だけで20通りほど出てくるので、なかなか当たらずに月がデスノートを偽物と判断していた可能性もあるでしょう。
ひとり目に殺害したのが凶悪犯・音原田九朗だったのに対し、ふたり目のターゲットにただ素行が悪そうなだけの「一般人」を選んだ月の行動についても、話題になっていました。「ただのナンパ野郎を手にかけたところから狂気が加速したよね」「シブタクがそれほど悪人じゃないのがポイントだった」と、「月が後に引けなくなったポイント」と考える人も多いようです。
一方で「ひとり目を殺した時点で結果は変わらないだろ」「デスノートのルールに全部目を通していたし使う気満々だった」など、月の性格についての議論も白熱しています。ふたりを殺害してデスノートを信じた月は、殺害を踏みとどまることなくアクセルを全開にして進んでいきました。「シブタクはあくまでもきっかけ」というコメントもあり、デスノートを拾った時点で早かれ遅かれ月の運命は決まっていた、と考える人も少なくないようです。
(マグミクス編集部)