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「死にゲー」でも大人気の『SEKIRO』 その芸術的プレイがeスポーツに示す未来

針を縫うような緻密なプレイに、「芸術点」のような評価も

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(画像:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

 全世界でプレイされている『SEKIRO』ですが、2019年4月に発売された攻略本『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE 公式ガイドブック』では、ゲームの攻略情報とともに、「最速クリア」にもフォーカスが当たっています。ゲームが難しいからこそ、「いかに早く、いかに正確な動きで効率的にクリアをするか」といった目線でも、『SEKIRO』を楽しむことができるのです。

 ゲーム実況者がアップする動画のタイトルにも「プレイ○○周目」、「○○時間クリア」といった文言がしばしば見られ、クリアのみを目的とせず、そのプレイのあり方自体が鑑賞の対象となっていることがうかがえます。プレイ動画の視聴者からも、「芸術点」のような評価軸をもったコメントが寄せられています。

 日本国内でも注目が高まりつつある「eスポーツ」(ビデオゲームを用いた競技)分野では、現状ではサッカーゲームやレースゲーム、パズルゲームなど、バトルの勝ち負けやスコアの大小で勝敗を決する対戦ゲームが多く用いらていれますが、ゲーム実況における『SEKIRO』の世界的な人気は、1人プレイゲームであっても、リアルスポーツにおけるフィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングのように、ゲームプレイの「芸術点」を争う競技としての可能性を見せつつあります。

(マグミクス編集部)

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