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メディアミックス作品が次々登場、「同人ホラーゲーム」の勢いが止まらないワケ

個人でも、アイデアやストーリーひとつで勝負できる

DANGEN ENTERTAINMENTから発売された『魔女の家MV』 (C)2017 Dangen Entertainment. All rights reserved.
DANGEN ENTERTAINMENTから発売された『魔女の家MV』 (C)2017 Dangen Entertainment. All rights reserved.

 それではなぜ、同人ゲームのなかでもホラーゲームのメディアミックスが目立つのでしょうか。

 理由のひとつは、冒頭で紹介した『ひぐらしのなく頃に』のように、物語が進むなかでプレイヤーの選択がストーリーを左右する「ノベル系ゲーム」が多いことです。ノベル系ゲームは、作品の魅力をライトノベルや動画媒体などに違和感なく展開しやすいという強みがあります。

 また、ホラーゲームの核心を「プレイヤーに恐怖を感じさせることができるかどうか」と考えた場合、高度なゲーム機のスペックや、リアルでクオリティの高いスプラッター描写などが必ずしも必要とは限りません。現に、有名な無料ホラーゲームには、簡素なグラフィックの作品も多くあります。

 大きなゲーム会社と同じ土俵で勝負しようとすれば、個人にとって負担の大きい資金や技術が必要になりますが、「恐怖」を創り出すのであれば、ストーリーやギミックのアイデアひとつでも十分勝負できるという点が、同人ホラーゲームの大きな強みです。製作者側としても、そのような「アイデア勝負」に創作意欲がかき立てられるのではないかと考えられるのです。

 ノベル系ゲームにせよ、謎解きRPGゲームにせよ、人気の無料ゲームのなかでも人びとの興味を引くのは、やはり製作者の創意工夫です。アイデアに優れたホラーゲームであればなおさら、ゲーム実況などを通じて多くの称賛が集まることでしょう。同人ホラーゲーム製作者の熱意と、それを盛り上げる実況者、実況を楽しむ視聴者の間の好循環が、人気ホラーゲームのメディアミックスの背景にあるのです。

(マグミクス編集部)

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