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特殊な事情抱えた、韓国アニメの「美少女キャラ」 ぶっ飛んだ設定のヒロインも?

アニメ作品における美少女キャラクターは、それ自体が作品の魅力となったり、観る者を作品に引き込む役割を担ったりする、重要な存在です。韓国アニメにおける美少女キャラクターには、どのような特徴があるのでしょうか。ライターのかに三匹さんが解説します。

「ロボットと一緒に乗り込んで戦う」美少女たち

韓国アニメ『不死鳥ロボット フェニックスキング』。一緒にロボットに乗り込んで戦う少年少女が、左下に描かれている (画像:かに三匹)
韓国アニメ『不死鳥ロボット フェニックスキング』。一緒にロボットに乗り込んで戦う少年少女が、左下に描かれている (画像:かに三匹)

 日本のアニメーションメにおける美少女キャラは百花繚乱ですが、韓国アニメではどうでしょうか。そこには、日韓のアニメを取り巻く状況の違いがあります。

 現在の日本のアニメに美少女キャラクターが頻出する背景には、ソフトの主な購買層である若者層のファンに受けるから、という事情があります。日本のアニメの大多数を占める深夜アニメは、近年までパッケージ販売を主なビジネスとしていましたから、ファン層に刺さる企画という意味で美少女キャラクターは不可欠だったのです。

 しかし韓国アニメは、子供向けと大人向けに二極分化していて、若者向けがあまりないという状況です。子供向けアニメに登場するロボットやヒーローに興味を持つ男の子には、美少女はまだ早すぎるのかも知れません。
 
 それでも、韓国アニメに魅力的なヒロインはいます。今回はそうした事情をご理解していただいた上で、いくつかの作品を紹介します。

 まず、ヒロインの立ち位置が特殊な例として、1970年代から80年代にかけて作られていたロボットアニメがあります。『テコンV』シリーズのヨンヒの影響だと思うのですが、主役のロボットにヒロインが一緒に乗り込む作品が非常に多いのです。

『ロボット キング』(1980年)や『惑星ロボット サンダーA』(1981年)『スーパーマジンガー3』(1982年)『海底探検隊マリンX』(1982年)『スーパー特急マジンガー7』(1983年)『不死鳥ロボット フェニックスキング』(1983年)などの作品です。

 もしかすると、この時期は女の子向けのアニメ作品が少ない時期でしたから、これらのヒロインは女子視聴者に向けて登場させていたのかもしれません。

 この時期の女性キャラクターで注目しているのは、前出の『ロボット キング』に登場する敵の女幹部リナです。

 重傷を負って主人公側に助けられたリナは、主人公と交流しデートをするまでになります。海辺でデート中、主人公にカニを見せられ怖がる姿がかわいらしいのですが、仲間を裏切った彼女は悲劇的な最期を遂げます。

 一方、このようなサブキャラクターとしてではなく、美少女を主人公としたアニメも古くから存在していました。

【画像】正義のヒロインからアイドルの卵まで。韓国アニメの美少女たち

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