特殊な事情抱えた、韓国アニメの「美少女キャラ」 ぶっ飛んだ設定のヒロインも?
日本と同様、たくさん作られている「魔法少女もの」

例えば『飛べ ワンダー姫』(1978年)は、スーパーヒロインのはしりというべき作品です。主人公のワンダー姫が、悪人を相手に大活躍します。また、韓国初のテレビシリーズアニメ作品である『走れハニー』(1988年)は、ヒロインが陸上競技に挑戦する作品です。ソウルオリンピックに合わせてKBSで放送されたといいます。なお、姉妹編に『天方地軸ハニー』(1989年)があります。
また韓国でも、日本でも人気の根強い「魔法少女もの」が作られています。韓国TVのアニメの黎明期にスペシャル番組で放送された『妖精ピンク』(1991年)を嚆矢として、魅力的な「魔法少女もの」のヒロインが次々と登場しています。
『ヨラン ヨラン』(2003年)は、狐のヨランとカン・ヒョンという少年が主人公の作品。魔法の本を探しに人間界にやって来たヨランは、敵と戦うときに魔法の力で人間の少女の姿ヨリンに変身するのです。狐から少女の姿に変身するシーンも、いくつかパターンがあるという力の入れようです。
例えば、雪が降っている回の変身では冬服になります。ヨランはとても人気があったようで、魔法少女アニメ『プチプチミューズ』(2008年)にも登場しています。
『プチプチミューズ』のアニメの主人公はソン・アリとソン・アラの双子の小学5年生の姉妹です。双子とは一部のツボを押さえた設定ですね。恋愛要素も描かれます。恋の相手はオッパ(日本語で言えばお兄ちゃんにあたる)と呼ばれているのですが、見ている側も「オッパ」と呼ばれてみたくなる作品です。
『スーパーハムズバンド』(2009年)は、5人の女子中学生によるガールズバンドのメンバーが主人公です。コメディタッチで描かれたそのキャラクターは、宇宙人メロロ姫の力でハムスターに変身し宇宙人と戦うのです。「変身少女もの」の作品ですが、キャラクターの魅力以上に、その設定の奇抜さが抜きん出ています。




