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サメ映画に「新しい波」が来ている? BS12で『シン・ジョーズ』ほか一挙放映!

ここ数年は、「サメ映画」が世界的なブームになっています。低予算のB級映画がほとんどですが、最近のサメたちは空を舞い、地面を這い、他の生物と合体するなど、驚くような進化を遂げています。BS12で4月29日からサメ映画が一挙放映される「シン・ゴールデンサメ劇場」のラインアップを紹介。さらに、サメ映画が人気の秘密も探ります。

『ジョーズ』から派生した海洋パニック映画

『シン・ジョーズ』キービジュアル (C)2016
『シン・ジョーズ』キービジュアル (C)2016

 若き日のスティーヴン・スピルバーグ監督が撮った海洋パニック映画『ジョーズ』(1975年)は、世界中で大ヒットを記録しました。主演俳優よりも、ハリボテのサメのほうが注目を集めることになった画期的な作品です。映画界に「サメ映画」という新ジャンルが生まれた、歴史的瞬間でもありました。

 基本的にサメ映画は、「若者たちが海で遊んでいると人喰いザメが襲ってくる」という、非常にシンプルなストーリーばかりです。頭を空っぽにして楽しめるのが、サメ映画の素晴らしさでしょう。そんなサメ映画は、飽きられることなく、新作が続々と製作され続けています。

 BS12では、サメ映画を愛する視聴者のニーズに応えるため、GWにサメ映画の一挙放映を重ねてきました。2021年には「ゴールデン・サメ劇場」と銘打って、「シャークネード」シリーズを放映。2022年には「蘇るゴールデン・サメ劇場」として「ダブルヘッド・ジョーズ」シリーズを放映。そして、2023年は「シン・ゴールデンサメ劇場」が編成されています。

マイク・タイソンがサメと闘う究極の異種格闘技戦!?

 まず、4月29日(土)の20時30分から放映されるのは『サメvsマイク・タイソン』(2020年)です。ディスカバリー・チャンネル向けにつくられたドキュメンタリー作品で、元プロボクシング世界王者であるマイク・タイソンが生きたサメと対決するという異種格闘技戦です。対戦相手のイベンダー・ホリフィールドの耳を噛みちぎったことがあるタイソンだけに、サメ側から「動物虐待だ」と訴えられないか心配です。

 4月30日(日)には、18時30分から「サメ映画」の人気ブランド「アサイラム」社が制作した『MEGALODON ザ・メガロドン』(2018年)、20時15分から庵野秀明監督のヒット作『シン・ゴジラ』(2016年)に便乗した邦題の『シン・ジョーズ』(2016年)が放映されます。『シン・ジョーズ』は放射能を浴びたサメが突然変異を起こし、火炎を吐きながら人々を襲うというもの。お色気シーン、コメディシーンに加え、ちょっぴり社会派要素も盛り込んだ話題作です。

 5月1日(日)の18時30分からは、『ロボシャークVS.ネイビーシールズ』(2015年)。地球に飛来したUFOから投下されたメカを飲み込んだサメが、ロボシャークに変身するという、突拍子もないSFサメ映画です。サメ映画ならではの、「何でもあり」な発想が楽しめます。一見すると「ボンクラ映画」のようですが、意外なことにスピルバーグ作品へのオマージュの数々が散りばめられています。

 同日の20時15分からは、「アサイラム」社の『シャークストーム』(2021年)も放映されます。嵐による高波と一緒に、サメがビーチハウスに襲いかかります。これからの天気予報は、降雨確率や花粉情報だけでなく、「サメの飛来情報」も加えたほうがいいかもしれません。

【画像】背びれが赤く光ってゴジラみたい? 斬新すぎるサメ映画の衝撃場面を見る(7枚)

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