意外!特撮出身だった女性芸能人 デビュー作は「1話だけ」のモブキャラ?
特撮ヒーロードラマは若手俳優の登竜門と言われますが、女優のなかにも特撮出身でその後ビッグネームになった人たちがいます。知れば「え、あの人だったの!?」と驚く特撮出身女優をご紹介します。
今はキャスターだけど、特撮の悪役だった?
佐藤健さん、菅田将暉さん、山田裕貴さん、松坂桃李さんなど、特撮ヒーロードラマ出身の人気俳優さんは挙げだすとキリがありません。特撮は若手俳優の登竜門的存在ですが、出身者は男性だけではなく、今をときめく女優さん、女性タレントさんたちのなかにも、意外な特撮出身者がいるのです。
たとえば、朝ドラ『舞いあがれ!』でのヒロインのおばあちゃん役が記憶に新しい高畑淳子さんも、特撮出身でした。『仮面ライダーBLACK RX』では敵の女性幹部マリバロンを演じ、ハイレグ姿で仮面ライダーと戦っていたのです。今回は、その他の特撮出身女優さんたちをご紹介します。
●特撮仕込みの女優魂・松本若菜さん
2022年にドラマ『やんごとなき一族』での怪演も大いに話題になった松本若菜さんのデビュー作は、『仮面ライダー電王』(2007~08年)で、佐藤健さん演じる主人公・野上良太郎(電王)のお姉さん役でした。
初めてのオーディションでつかんだ役ということで、当初は現場のことが何もわからず、ドラマ現場で使われる専門用語や、プロとしての役者の姿勢などは、すべてこのドラマで学んだのだそうです。当時を振り返るインタビューでは、松本さんは「バイト先の鰻屋のタレの匂いが付いたままオーディションに行った」ことを語っています。
清楚な役から顔芸までこなす松本さんの女優魂、まさに特撮仕込みです。
●キュートすぎる悪役だったホラン千秋さん
現在はキャスターのイメージが強いホラン千秋さんも、「特撮出身者」です。『魔法戦隊マジレンジャー』(2005年~06年)の敵・ナイ役でTVドラマデビューしました。ナイは、敵女性幹部・バンキュリアが「ナイ」と「メア」のふたりに分裂した片割れです。
パンクファッションで青いルージュを引いたナイは、ふたりに分かれたことで、知性も1/2になっているので、どこか子供っぽくキュートでした。悪巧みを思いついた時や、戦いを前にバンキュリアに戻る時など、ふたりが目を見合わせて言う「やっちゃおっか!」のセリフは、敵ながら「やっちゃえ、やっちゃえ!」と応援してしまうほどキュートすぎます。
ナイとメアはドラマ内で挿入歌「ブラッディフライデーナイトメア」を歌う場面もあるのですが、それがまた、カッコかわいく、世界に打って出ていたら「BABYMETAL並み」に成長したんじゃないかと本気で思う次第です。