【漫画】いつもと違う激しい腹痛と血便、「虚血性大腸炎」と診断 過酷な体験記に「私だ!」
ある日の夜遅く、トイレで脂汗を流していた西餅さん。強い腹痛と出そうで出ない便、そして吐き気に苦しんでいたのです。その後血便が……。「虚血性大腸炎」と診断された作者の過酷な体験記がTwitterで公開され、反響が集まっています。
「虚血性大腸炎」のつらい症状 「私も」経験者多数
ある日の夜遅く、トイレで脂汗を流していた西餅さん(@harurock_mo)。かなり強い腹痛と出そうで出ない便、そして吐き気に苦しんでいたのです。そしてしばらくすると今度は下痢が止まらない状態に。「いつもと違う」と便器を見ると、そこには血が……。
西餅さんによるエッセイマンガ『お腹の調子が変と思ってたら虚血性大腸炎だった』がTwitterで公開されました。西餅さんが診断された「虚血性大腸炎」は、意外とよくある病気だそうです。症状が出てから病院に行くまで、その後診断が下されるまでの紆余曲折、そして回復までの経過が、笑いもありつつリアルに描かれています。
読者からは「私も2~3年おきになる」「昔これで入院したな」「恐ろしい病気よ」「女性に割と多い病気」「めちゃくちゃ分かる」「内容は深刻なのに、途中に入ってくる小ネタに吹き出した」などの声があがりました。Twitter投稿には1万リツイート、1.8万いいねの反響が集まっています。
作者の西餅さんに、お話を聞きました。
ーー西餅さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
前職を退職後、なかなか再就職先が見つからず心細くなっていたところに「週刊モーニング」の新人賞募集のお知らせを見て「これだ!」と思ったのがきっかけです。まとまったお金が欲しかった、という動機によりマンガを描き始めました。子供の頃から絵を描くのは苦手だったので、何が「これだ!」だったのか、今考えると謎です。
ーー『お腹の調子が変と思ってたら虚血性大腸炎だった』のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
「虚血性大腸炎」は割とよくある病気らしいので、情報や予防法などもっとシェアされていても良いのでは、と思ったのがきっかけです。
また、通院か入院か選択肢を提示されたときに、どうしてもその週に行われた「ブラックラムズ」(ラグビーチーム)の試合を観たかったので先生に相談をしたら、妙に親身になって下さったのが面白かったのでマンガにしてみました。
ーー虚血性大腸炎は比較的よく起こる病気だそうですが、今回の発症を振り返ってのご感想や、改めて伝えたいことなどがありましたらお願いいたします。
血便は「痔かな?」と思っても一度は病院で診てもらったほうが良いそうです(先生の助言)。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
「この病気は出産よりきつい」という方々のご感想が印象的でした。
ーー電子書籍『僕はまだ野球を知らない・Second』が3巻まで配信中です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
野球経験のない教師がトラッキングや統計学、組織学を駆使して弱小校の野球を変えていくというお話です。
部活動などで多くみられる指導者の横暴さや理不尽な先輩後輩のしきたりといった「ノイズ」を完全に取り払ったら、どれくらい子供たちのパフォーマンスは向上するのだろう、そしてどのくらいの子供たちがそのスポーツを嫌いにならずに楽しく続けられるのだろう、ということをずっと考えながら描いています。基本的にギャグのテイストが入った作品になっております。
ーー今後の創作活動について教えて下さい。
引き続き『僕はまだ野球を知らない・Second』を制作していきますが、他作品のストックもたまってきているので、そちらも頑張って描いていきたいです。
(マグミクス編集部)