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【漫画】いじられっ子が陽キャと肝試し 定番の死亡フラグを打ち破るオチに6万いいね!

もし、マンガの主人公に「自分が主人公である」という自覚があったら、ストーリーにどのよう影響が出るのでしょうか? 今回ご紹介するマンガは、突如ホラーマンガでお約束の展開に巻き込まれてしまった主人公が登場。自分が主人公だと知ったうえでクリーチャーに立ち向かうも……。

秀逸なストーリー設定に「続きがみたい」

死亡フラグ立ちまくりな主人公(深津さん提供)
死亡フラグ立ちまくりな主人公(深津さん提供)

 突如パニックホラー作品の主人公になってしまった辻木郷(つじき・ごう)。周囲の仲間には「ビビりでお調子者の腰巾着」キャラと「クラスカースト上位のカップル」という、“それらしい”パーティーがそろっていました。

 特にとりえもない、巻き込まれキャラの辻木くんには「自分が主人公」だという自覚があり、今後の展開的に次々に仲間が死んでしまうことが容易に想像できてしまったのです。お約束な展開がスタートして、キレイな死亡フラグが立つなか、主人公の辻木くんが予想だにしなかった真実が発覚して……。

 深津さん(@hukaiyoitaiyo)による創作マンガ『ホラーでよく見るメンバーがよくある展開になるやつ』がTwitter上で公開されました。よくあるパニックホラー作品かと思いきや、主人公の概念を打ち砕く全く新しい世界観に多くの読者が魅了され、6.7万件を超える、いいねを獲得しています。読者からは「なにこれ! めっちゃ面白い!」「この作品の続きはどこで読めますか?」など、称賛の声があがりました。

 作者の深津さんにお話を聞きました。

ーー「主人公」の概念をくつがえされるような設定がとても面白いと思います。この作品を書こうと思ったキッカケはなんだったのでしょうか?

 メタっぽい内容の作品を描いてみたいと思って、そのなかで物語における主人公の存在の大きさやその自覚部分について「自分が絶対的な存在であるという自覚」を持っていたら、という想像がきっかけだったと思います。

 割と物語において主人公が一般人に近い思考であることって多いと思うので、自覚さえしていたら一般人はこういうテンプレート的場面ではどういう決断・行動をするだろうか、どういう思考でいるだろうかというある意味思考実験のようなものをしている感覚でお話を考えたと思います。

ーーとても世界観が作り込まれている作品で一気に引き込まれました。世界観のプロット構想はいつほどから考えていたのでしょうか? また完成までにどれくらいの期間を要したのでしょうか?

 このお話自体が3年ほど前の作品になるのですが、実は作品のなかでも軽い感覚で作ったもので、製作期間も2日程とさっくりでした。そのため、思っていたよりもずっとたくさんの反応をいただいて、びっくりしております……!

「絶体絶命!」と死を覚悟した次の瞬間?(深津さん提供)
「絶体絶命!」と死を覚悟した次の瞬間?(深津さん提供)

ーー登場してくる怪物たちの裏設定などがあればお聞かせください!

 怪物たちは物語という結界を作るものというところから「テラー」という名前が付いていました。いわゆるサイコキラーや人を呪い殺す悪霊のようなものも、この世界では大体テラーの別側面です。

ーー主人公の辻木くんが勇気を振りしぼって怪物に立ち向かう姿に「主人公らしさ」を感じます。深津さんが考える「主人公」の魅力とは、どのようなイメージなのでしょうか?

 個人的には「ひとりだけレイヤーがひとつ前に出ているような、パキっとした『存在感のあるキャラクター』がそうなのかな?」と思っています。

 漠然としているのですが、容姿や性格というより立ち位置とその立ち振る舞いに人間味だったり奇抜さだったり一貫性だったり異常性だったり、いろいろな方向性があると思います。その物語で誰も持っていないなにかしらをひとつ持っていて、それが主人公の存在感であり、魅力なんじゃないかなあと思っています。

ーー『ストーリーバスターズ』に限らずで構いませんので、深津さんの今後のマンガ家としての展望などがあればお聞かせください!

 自分が創作をする基本のモチベーションが「自分がこういうものを見たい!」なので、今後もいろいろな形で、自分の好きなものを皆様に見ていただけるように形にしていけたらなと思っています。今後もゆったりとではありますが、楽しく制作できたらいいですね。

(マグミクス編集部)

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