鳥じゃなくても空は飛べる！　『ワンピ』ペルが語った「5種の飛行能力者」とは？

「希少な能力」のバーゲンセール！？

　大人気マンガ『ONE PIECE』に登場する悪魔の実を食べると、さまざまな能力を使えるようになります。そのなかでも「トリトリの実 モデル隼（ファルコン）」の能力者・ペルは、貴重な「飛行能力」を持つキャラクターでした。「5種類」しか確認されていない「飛行能力」とのことですが、ネット上では「飛んでるキャラクターなら、もっとたくさんいるはず」と話題になっていました。

　ペルは「アラバスタ編」で登場した、アラバスタ王国護衛隊の副官です。通称「ハヤブサのペル」と呼ばれ、素早さを武器にしたアラバスタ最強の戦士でもあります。そんなペルは169話で、「世界に5種しか確認されぬ『飛行能力』をご賞味あれ……」と発言していました。

　しかし、その後、空に浮上しているキャラクターは数多く登場しています。まず、明らかに飛行能力を持つキャラとして、ネット上では白ひげ海賊団のマルコと百獣海賊団のキングが挙げられていました。

　マルコは「トリトリの実 幻獣種 モデル 『不死鳥（フェニックス）』」の能力者で、能力発動時は不死鳥の羽や脚が生えた姿に変身します。またキングは「リュウリュウの実 古代種　モデル『プテラノドン』」の能力者で、プテラノドンに変身し、凄まじいパワーと飛行能力を持ちます。四皇幹部の能力が「確認」されていないとは考えづらいため、どちらもペルが言っていた「5種」のなかにカウントされると考えてもよいでしょう。

　その他、「ウマウマの実　幻獣種モデル『ペガサス』」、「ムシムシの実　モデル『カブトムシ』」、「ムシムシの実モデル『スズメバチ』」などの、「羽」がある悪魔の実の能力者が確認されています。

　羽ばたくだけが、飛行能力ではありません。例えば、ドンキホーテ海賊団のバッファローは、グルグルの実の能力者です。回転することで突風を起こしたり、プロペラのように空を飛んだりできます。その上司のドンキホーテ・ドフラミンゴも、「天夜叉」の異名を持つだけあって、「イトイトの実」で雲に糸をかけ、空中を移動可能です。また「ウオウオの実　幻獣種 モデル『青龍』」の能力者で、巨大な青い龍の姿になるカイドウ、「ガスガスの実」のシーザー・クラウン、「モクモクの実」のスモーカーも空を飛んでいる描写がありました。

　ここまでご紹介しただけでも、すでに5人以上の「飛べる」能力者が確認されています。ペルのいう「5種」とはいったい誰を指すのでしょうか。

　しかし、シーザーやスモーカーに関しては「飛ぶというより、『浮いてる』気がする」、カイドウは「雲をつかんで移動しているだけだから飛行能力ではない」という意見も見られます。そもそも「飛行」能力とは何を指すのか、が焦点となりそうです。

　もしかすると、「5種」は「トリトリの実」のことだけを指していた可能性もあるでしょう。ペル、マルコ以外に、「モデル『アルバトロス』」の能力者・モルガンズがいますが、彼本人曰く「飛べない」とのことです。その他、劇場版『麦わらチェイス』に登場した「モデル『鷲（イーグル）』」の能力者犬・バズや、京都市嵯峨山大覚寺とのコラボで登場した「ワノ国」の人物・トラツグの「幻獣種モデル『鵺（ぬえ）』」もいますが、このふたつはペルが確認している範囲には入らないかもしれません。そうなると、まだ3種類の「飛べるトリトリの実」が未登場ということになります。

　その他、ペルのセリフに言及して「『確認されていない』なので、読者は知ってるけど、作中では広く知られてない能力も多いのでは？」「ペルの敵・クロコダイルだって、砂になってちょっと飛んでるけど」「アラバスタに十分な情報が入っていなかったのでは」「ロビン（『ハナハナの実』）だって『スリラーバーク編』で、『ウイング』作ってちょっとだけ飛んでたし、『アラバスタ編』の後に飛べる能力者が増えていったのかもしれない」という声もありました。