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【春アニメ最終話】『進撃の巨人』は2020年「ファイナル」へ。ついに解けた最大の謎!

ついに最終回を迎えたテレビアニメ『進撃の巨人』シーズン3で、物語最大の謎である「巨人」の正体が明らかになりました。壁の中で信じ続けられていたことが、全て「嘘」だったと判明したのです。

これまでの戦いは、同じ種族同士の争いだった

「海」を象徴的に描いた、アニメ『進撃の巨人』シーズン3のキービジュアル (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
「海」を象徴的に描いた、アニメ『進撃の巨人』シーズン3のキービジュアル (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 NHK総合で2019年春から放送されてきた、アニメ『進撃の巨人』シーズン3パート2が最終回を迎え、同時に、最終章となる『進撃の巨人 The Final Season』が2020年秋に放映されることが発表されました。

 原作『進撃の巨人』は、別冊少年マガジンで連載中の、諫山創氏による大人気マンガ作品です。アニメ版シーズン3の最後には、「巨人とは何か?」という物語最大の謎が解けました。

 巨人化できる種族、エルディア人は、壁の内側で巨人に怯えていた人びとと同じ一族であり、「壁の外にいる人間は全て、巨人に食い尽くされた」という、壁の内側で100年間信じられてきた話が「嘘」だったという真実が明らかになりました。

 つまり、これまで描かれてきたのは、壁の中に迫害されたエルディア人と、ジーク(CV:子安武人)をはじめとする、壁の外から攻めているエルディア人のたちとの争いだったのです。

 最終話では、ヒストリアが女王に就き、生き残ったエレン(CV:梶裕貴)ら調査兵団は勲章を受けます。そのなかで、アルミン(CV:井上麻里奈)と団長であるエルヴィン(CV:小野大輔)の命を天秤に掛け、アルミンを選んだことを他の団員に叱責されます。エレンは言います。

「きっと壁の外には自由が……」

 月日は流れ、調査兵団は壁の外に出ます。今までとはうって変わり、大規模な躍進です。そして彼らは、シーズン3パート2の第1話で象徴的に描かれていた「海」に到達するのです。はしゃぐ団員たちのなかで、エレンだけが海の向こうの「敵」を見据えています。そこにあったのは自由な世界ではなく、より強大な敵勢力だったのです。

「全部殺せば自由になれるのか?」――エレンはアルミンに問います。

 シーズン3では、この作品の一番の人気キャラクターであるリヴァイ兵長(CV:神谷浩史)の強さが際立ちました。敵の巨人たちのリーダーであるジークを完膚なきまでに叩きのめしたのです。

「Final Season」と銘打ったアニメ最終章は2020年秋の放送予定です。シーズン3が「反撃編」であるならば、次のファイナルシーズンは「進撃編」といえるでしょう。海の向こうの未知なる世界に攻め込んでいく主人公たちの活躍に、引き続き目が離せません。

(二木知宏)

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