人気あったのに「消された」マンガキャラ クレームが原因?
「パー坊」はモノクロでしか見られない?
続いての消えたキャラは藤子・F・不二雄先生のマンガ『パーマン』に登場する「パー坊」こと「パーマン5号」です。主人公・ミツ夫は「パーマンセット」を身に着けることで、超人的な能力を発揮することが可能となりました。しかしパーマンセットを使って特殊な能力を使うには、誰にも正体がバレてはいけないという条件が課せられていたのです。
赤ちゃんに正体がバレそうになったミツ夫は、赤ちゃんをパーマン5号にすることで口を封じるという荒技を使います。以後何度か登場するだけにとどまった5号ことパー坊は、消えたキャラ認定されてしまいました。
最後は、さくらももこ先生の『ちびまる子ちゃん』に登場する「えびすくん」です。えびすくんはまる子と同じ3年4組のクラスメイトで、みぎわさんの隣の席に座る茶髪で爽やかな男子。えびすくんは人気のあったキャラクターのひとりですが、彼もまた忽然と姿を消してしまったのです。
ご存じの人も多いと思いますが、『ちびまる子ちゃん』の物語に登場するキャラクターたちは、作者のさくらももこ先生の小学生時代に実在した人物をモデルに描かれています。頻繁に登場していたえびすくんが描かれなくなったために、「モデルとされた人物が事件を起こしたのではないか」と、噂されることになってしまいました。他にもクラスメイトが入れ替わるとの噂もある作品であることから、モデルが存在するマンガの宿命なのかもしれません。突然消えてしまった人気キャラクターには、何かしらの機会に登場してもらいたいですね。
(LUIS FIELD)