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Amazon社員が踊り、スマートスピーカーが歌う「盆踊り」が前代未聞すぎる!?

Amazonの日本法人が、クラウドベースの音声サービス「Alexa」の機能を説明するのに、オリジナルの歌と踊りを公開しました。その前代未聞の取り組みはには、一見わかりにくいスマートスピーカーと音声サービスの機能を知ってもらうための工夫がありました。

アニメファン御用達の「Amazon」が本気でアピール

『Alexa音頭』 公式ビデオ(アマゾンジャパン)
『Alexa音頭』 公式ビデオ(アマゾンジャパン)

 手軽にアニメ作品を視聴できるサービスとして、Amazonプライム・ビデオを利用している人は多いと思います。そのAmazonの日本法人が、同社のクラウド音声サービス「Alexa(アレクサ)」を主役とした『Alexa音頭』の歌と動画を2019年7月3日に公開しました。

 Alexaは、同社のスマートスピーカー「Amazon Echo」に話しかけることで、メディアの再生や情報チェックなどができる音声サービス。例えば、アニメを視聴したいときに、「アレクサ、プライムビデオを見せて!」と声をかけると、Amazonプライム・ビデオのトップ画面が表示されます。

 他にも、アニメなど特定ジャンルの作品や、おすすめの作品を表示させるなど多くの機能を利用できるのですが、この『Alexa音頭』も、Alexaに「Alexa音頭をかけて」と話しかけると、

「シアトル生まれのAlexaは ハイ♪ 踊りが大好き クルックルー♪ おしゃべりがとても大好きで あなたと話すの楽しいの~」と、Alexaの女性音声が茶目っ気たっぷりに歌声を聞かせてくれます。

 この『Alexa音頭』と踊り方説明のビデオに写る浴衣姿の男女は、全員Amazon社員。振り付けを担当したのもダンス経験が豊富な社員だといいます。

『Alexa音頭』を企画したのは、日本におけるAlexaのパーソナリティーやニュース機能を担当する麻生公子さん。Alexaの特技のひとつに「歌」があるのですが、これまではアメリカで作られた原曲を日本語に翻訳したものしか歌えなかったため、「日本語オリジナルのAlexaの歌を作りたかった」といいます。

 盆踊りといえば、地域の伝統行事やコミュニケーションの場として行われるか、あるいは『東京五輪音頭 -2020-』や、『アートアクアリウム音頭』など、イベントPRの一環として普及されることはありますが、サービスをわかりやすく紹介するために「盆踊り」を踊るというのは非常に珍しいものです。

 本来、盆踊りは子どもからお年寄りまで、誰でも気軽に参加して楽しめるもの。日本の夏の到来に向けて制作した「本気すぎる」盆踊りは、多彩な機能を備えた音声サービスに親しみにをもって接してもらうという点で、効果を発揮することでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像】Amazonの「中の人」たちが踊る! その本気の振り付け

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