ものまねJAPAN、KONAMI本社に突撃! いま熱いeスポーツ国体と『ウイイレ』の関係とは
肌で感じた、アジアの『ウイイレ』熱とeスポーツの機運

車田 昨年、ジャカルタで開催されたアジア競技大会で、eスポーツが6タイトル選出されたのですが、そのなかのひとつが『ウイニングイレブン 2018』。日本国内メーカーでは唯一でした。現地の熱気はすごかったですよ。
応援もリアルなサッカーと似ていました。開催国のインドネシアと日本の試合では、歌を歌ったり、国旗を振ったりと、応援もものすごいものがあって、リアルのサッカーとあまり変わりませんでした。
ものまねJAPAN まさに、アジアのサッカーの「今」ですね。
車田 eスポーツの魅力というものは、会場で盛り上がるというのももちろんですけど、ネットを通じて「配信を見る」という文化があることです。過去の映像を見て研究するということもあるでしょうし、配信は大きなポイントだと思います。
昔だったら、友人と集まって楽しんでいたものが、今ならオンラインでトッププレーヤーといつでも対戦でき、腕を競えるという点が、eスポーツならではだと思います。
ものまねJAPAN 最終的にスタジアムを借り切って、大きな大会もできそうですよね!
車田 『ウイイレ』では新しい選手が配信で追加されたり、よりリアルのサッカーとリンクされるようになってきていますから、最終的にはeスポーツも大きな会場で多くの方に見てもらうということもあるでしょうね。
ものまねJAPAN たぶん、サッカー観戦よりも人が集まるんじゃないかと思います(笑)。スタジアムの真ん中にゲーム機を置いて、選手が入場して。それを大画面に映したら相当盛り上がるんじゃないかなあ。
車田 ヒーローインタビューをしたりね。リアルに人を集める面白さがeスポーツにはあるから、きっとできますね。若い層ってゲーム実況とか動画文化に非常に親しまれているじゃないですか。eスポーツ大会を見ながら、ネット上でコメントをつけていくので、そうした意味でeスポーツが若い層に訴求する要素は十分にあります。
――今後eスポーツはどうなっていくのでしょうか?
車田 リアルのスポーツと同じような道をたどると思うんです。それは選手という観点からもそうですし、観客としてチームや選手を応援する楽しみ方も変わらない。eスポーツとリアルスポーツの違いを語ること自体、今後どんどん減っていくと思いますね。
* * *
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」は、2019年8月まで都道府県の代表決定戦が行われ、10月4日から6日まで、本大会が茨城県で開催される予定です。
(マグミクス編集部)