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【夏アニメ1話レビュー】『彼方のアストラ』のミステリーと成長譚に目が離せない?

Webマンガサイト「少年ジャンプ+」の人気を集め、「次にくるマンガ大賞」「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」などで話題となったSFマンガ『彼方のアストラ』が待望のアニメ化。2019年7月から放送が始まりました。その魅力と楽しみどころを解説します。

Webマンガ発のSF宇宙サバイバル、ファン待望のアニメ化

アニメ『彼方のアストラ』キービジュアル。惑星キャンプに参加した9人の青年が描かれる (C)篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会
アニメ『彼方のアストラ』キービジュアル。惑星キャンプに参加した9人の青年が描かれる (C)篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

 2019年7月3日(水)より、AT-X、TOKYO MXなどで放送開始した『彼方のアストラ』。原作はWebマンガサイト「少年ジャンプ+」で連載されていた篠原健太氏のマンガ作品で、2017年「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門5位、「このマンガがすごい!2019」オトコ編3位、「マンガ大賞2019」大賞などを獲得し、大きな注目を集めました。

 舞台は西暦2063年の未来。「大自然のなか、生徒だけで5日間を過ごす」という学校行事「惑星キャンプ」に参加するために、アリエス・スプリング(CV:水瀬いのり)は宇宙港へ向かいます。アリエスはモノの名前をよく言い間違える天然な子で、宇宙港でも引ったくりに遭ってしまいます。その荷物を取り返してくれたのが、本作の主人公であるカナタ・ホシジマ(CV:細谷佳正)で、無作為に選ばれた班のメンバー9人のひとりです。

 キャンプ地である惑星マクパに到着し、教師たちが引率を離れた直後、メンバーの前に謎の球体が出現。巨大化する球体に飲み込まれたメンバーは、気がつけば5012光年も離れた宇宙空間に投げ出されていました。和やかな展開で始まる本作が一転、宇宙空間での過酷なサバイバルが展開します。

 メンバーは近くに浮遊していた宇宙船に乗り込み、水や食料を補給しながら5つの惑星を経由することで、帰還の可能性があるルートを発見します。乗り込んだ宇宙船を「アストラ号」と名付け、彼らは第1の惑星ヴィラヴァースへと向かいます。

 この『彼方のアストラ』は、宇宙空間でのサバイバルとミステリー要素をあわせ持つ作品ですが、一方で9人のメンバーのほとんどが青春まっただ中の17歳。彼らの成長物語も展開していきます。

 第1話では、カナタの過去が一部明らかになります。尊敬する先生と同級生とともに山で遭難した時、先生は教え子を救うため命を落とします。先生の教えや行動は、後のカナタに大きな影響を与え、カナタは宇宙空間で身動きが取れなくなったアリエスのもとへ、危険を顧みず飛び出します。一見無謀ともとれる行動ですが、カナタは「見てくれてるか? 先生」と心の中で語りかけます。

 SFサバイバル、ミステリーに成長譚と、楽しめるポイントがたくさんある本作『彼方のアストラ』。第1話では、メンバー全員の人となりは詳しく描かれませんが、ひと癖もふた癖もありそうな人物たちの関係性にも注目です。

(二木知宏)

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