【ニヤニヤ必至】夏アニメ『からかい上手の高木さん2』は、甘酸っぱい青春の追体験
2019年7月7日よりTOKYO MXほかで放送が開始されたアニメ『からかい上手の高木さん2』。2018年1月から放送されたアニメ第1期に続き、甘酸っぱい中学生の日常を描く「二ヤキュン」アニメの楽しみどころを、第1話の内容から紹介します。
付き合う一歩手前のふたりが魅せる、懐かし青春コメディ

2019年7月7日より放送が開始された、TVアニメ『からかい上手の高木さん2』。2018年1月~3月に放送されたアニメ『からかい上手の高木さん』の続編で、原作はコミックス売り上げ累計300万部を超える、山本崇一朗氏による同名マンガです。
舞台は香川県小豆島のとある中学校。主人公の男の子、西片は、隣の席の女の子、高木さんに毎日からかわれて悔しい思いをしていますが、仕返しに高木さんをからかおうとしても、いつもうまくかわされてしまいます。今日はどんな「からかい」が待っているのか、果たして西片は高木さんをからかうことができるのか――?
第1期と同じく、1話が4部構成となっている本作。第1話は、西片が英語の教科書を忘れてしまう「教科書」から始まります。「机くっつけて、見せてあげよっか?」と提案する高木さんに思わず赤面し、からかわれないよう教科書を借りに行く西片ですが、この日英語の授業があるのは西片のクラスだけ。結局、高木さんに教科書を見せてもらうことになり、からかわれることに。
教科書やノートに落書きしてお互いをからかったり、一緒に下校して水切りで対決したりと、思春期の男女が付き合う一歩手前の時期に特有の、「ムズキュン」なエピソードが随所にちりばめられています。
からかわれて赤面したり冷や汗をかいたり、目まぐるしく表情が変わる西片と、からかいながらも優しい表情で西片を見つめる高木さんの対比にも注目。一方、机の天板の反射具合や教室後方の荷物置き場、英語用のノートなど、背景の書き込みも細かく「教室ってこういう感じだったな…」と懐かしさがこみ上げます。
エンディングテーマ(ED)は前作同様、高木さん演じる高橋季依さんが過去にヒットしたJ-POPを歌っています。第1話のEDはスキマスイッチの「奏」。第1期と同様、J-POPをカバーする高木さんがどんな歌声を聞かせてくれるのかも、注目したいポイントです。
好きな子をからかってしまう心理は、男女とも共感できる甘酸っぱい感覚なのではないでしょうか。青春時代の甘酸っぱい「からかい」「キュンとする気持ち」を追体験できる『からかい上手の高木さん2』は、ふたりの関係がどうなっていくのか、ニヤニヤしながら見守りたくなる作品です。
(新美友那)
※『からかい上手の高木さん2』第2話は、2019年7月14日(日)23:30から、TOKYO MX などで放送予定です。