バトル漫画名物? 敵味方関係ない愛すべき「かませ」キャラ 「泣き顔がかわいい」
バトルマンガで主人公が悪の組織と初戦に挑む際、相手はおおむねイキってきます。大口をたたき、余裕をみせ、油断ムーブで、結局敗北してしまう敵は「かませキャラ」として話を盛り上げてくれました。そこで今回は、そんなイキり倒すが、負けちゃう愛すべきキャラを紹介します。
バトルマンガあるある!? イキり倒すが負けちゃう愛すべきキャラ

バトルマンガで主人公たちが悪の組織と戦う際、初戦はイキりキャラであることも多いです。大口を叩き、余裕を見せ、油断から追い詰められ結局敗北。主人公の強さを計る「かませキャラ」として踊ってくれます。そこで今回は、イキり倒すけれど負けてしまう愛すべきキャラを紹介したいと思います。
●『ジョジョの奇妙な冒険』第2部:サンタナの末路は仲間から「若僧」呼ばわり
『ジョジョの奇妙な冒険』第2部で、ジョセフ・ジョースターが柱の男と戦う初戦の相手がサンタナでした。ジョセフを「原始人」呼ばわりし見下しますが、波紋を駆使し対等に戦うと「人間も少しは進化したのか」と余裕の一言。
そして、バトルの最終局面、屋外での戦いとなり弱点の太陽光を避けるため井戸に逃げ込もうとするサンタナでしたが、ジョセフは阻止するためともに井戸のなかに落下します。サンタナは勝利を確信し「思い知ったか原始人」と言おうとしたところ、ジョセフがセリフを先読みしやり返します。そしてジョセフ発案の上から自然光、下から水に反射する太陽光の「両面焼き」攻撃で敗北しました。
その後現れたカーズ、ワウム、エシディシからは「ヤツ(サンタナ)は我らの能力についてこれなかった若僧」と散々な言われようです。これはバトルマンガあるあるの「奴は我々のなかでも最弱」的なセリフでした。
そんなサンタナですが、登場時は足もともおぼつかず、くんくん匂いをかいだりする仕草を見せるなど、ちょっとかわいいところもあります。
●『るろうに剣心』最強軍団の最弱? 沢下条張
『るろうに剣心』の京都編に登場する、志々雄真実の下にいる勢力「十本刀」のひとり・沢下条張は、赤ちゃんを人質に非戦闘員の父親を脅すなど、最低な悪役として登場しました。逆刃刀を失った剣心とのバトル中には関西弁でベラベラとしゃべりますが、とどめをさせず、逆刃刀・真打を手にした剣心の一撃でねじ伏せられます。
その後、逮捕された張は、口軽く志々雄の目的などをしゃべり放題。イキり+かませ、さらにサイコとモブの条件を濃縮したようなキャラですが、明るい性格は、憎めないところもあります。