「少年マンガ」の主人公たちに課せられる使命が重すぎる 「よくグレなかったな」
ネット上で「10代のジャンプ主人公が可哀想」と話題です。「少年マンガ」では、10代がラスボスと戦わざるを得ない状況がほとんどです。この状況に対して「過酷すぎる」「そのキャラにしか救えないから仕方ない」などと、さまざまな意見が交わされているようです。
若き主人公に責任押し付けすぎでは?
「週刊少年ジャンプ」などの「少年マンガ」やアニメでは、若い少年少女がメインで描かれる作品が多いです。10代の主人公が世界の命運を背負って戦う展開も多く、ネット上では「よく考えたら10代の子どもが過酷な戦いを強いられるのってヒドイよね」という声があがっていました。
例えば『BLEACH』では主人公の黒崎一護が、死神代行としてさまざまな強敵とバトルを繰り広げていきます。まだ高校生の一護と仲間たちが過酷な戦いを強いられていることに対し、「千年単位で修業している死神たちに巻き込まれて可哀想」「そりゃ何度も絶望するよね」と、高校生に背負わせる責任の重さに言及する意見がありました。
『NARUTO』では、忍者学校では万年最下位だったうずまきナルトは、わずか16歳(推定)にして世界を救った英雄にまで成長します。生まれてすぐに両親を亡くし、木の葉の里では煙たがられていた過去を持つナルトに「苦境が多すぎる」「よくグレなかったな」という声があがっています。
『僕のヒーローアカデミア』の主人公・緑谷出久(デク)も16歳で世界最悪の強敵と戦わざるを得ない状況に陥ります。デクに降りかかる無慈悲な事件の数々に「まだ10代なのに精神追い詰められすぎ」「見ているのがつらい」などの声があがっていました。
『BLEACH』、『NARUTO』、『僕のヒーローアカデミア』の主人公は、3人とも特別な存在だからこそ、過酷な運命に立ち向かわなければなりませんでした。苦境に立ち向かう主人公たちに「つらい」と感じる読者がいる一方で、「そのキャラクターにしか世界を救えないから仕方ない」「『読みごたえ』を得るためには必要不可欠な要素」など、そこに面白さを見いだしている読者も多いです。
反対に「少年ではない」主人公が登場する作品には「10代とは違って人生経験もあってキャラに深みがでるし感情移入しやすい」との意見もありました。「少年マンガ」の主人公について、あなたは少年か、大人か、どちらが好みですか?
(マグミクス編集部)