【放火事件】原作再現に定評の「京アニ」、声優・監督から「惨憺たる思い」と心配の声
2019年7月18日に発生した、京都アニメーション第1スタジオでの放火事件をめぐって、声優・監督など関係者から心配の声が多数寄せられています。
「どうかご無事で」「言葉が出ない」

2019年7月18日午前10時半過ぎ、京都市にある映像制作会社「京都アニメーション」(京アニ)の第一スタジオが放火される事件が起こり、従業員30人以上負傷、10人以上の心肺停止者が出るという深刻な被害に、声優やアニメーション監督など多くの関係者から心配の声が上がっています。
日高のり子さん(声優) 「京都アニメーションさんのニュースを見て言葉が出ない。こんな恐ろしいことをする人がいるなんて…どうか一人でも多くの方の命が救われますように」
井上喜久子さん(声優) 「京都アニメーションさんの皆様、どうかご無事でありますように・・・怪我をされている方が回復されますように!!悲しすぎて本当にとても辛いことですが、今はただひたすらにお祈りさせていただきます。昨夜の南座の舞台を終え、私も今、京都にいますが、こちらは大丈夫です」
京アニの手がけた『Free!』で七瀬遙を演じた島崎信長さん(声優) 「お祈りします」
山本寛監督 「ただ「チクショウ!」と心の中で連呼するしかない。悔しい」
水島精二監督 「打ち合わせ終わって続報を聞いて、惨憺たる思い……。亡くなった方のご冥福を祈ると共に、どうかこれ以上被害が広がりませんように……」
劇場アニメ『天気の子』の公開を控えた新海誠監督 「京都アニメーションの皆さま、どうかどうかご無事で」
この他にも、アニメグッズ販売店や多くのアニメファンから心配の声が寄せられ、海外からもツイートがあいついでいます。
京アニは、TVアニメや劇場用アニメ作品の企画・制作などを行っている会社で、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『けいおん!』『響け!ユーフォニアム』など日常を舞台にした作品が立て続けに社会的ブームを引き起こし知名度を上げました。
また、ライトノベルやマンガなどの原作ものでは、再現率の高さだけではなく、アニメ用のオリジナル要素を必ず入れるところが京アニの特徴となっています。日本が誇るアニメーションのクオリティを牽引する存在として注目されていた制作会社で起こった事件に、大きな波紋が広がっています。
(マグミクス編集部)