『ペット2』吹替出演の内藤剛志さん、演じた役は「男子の理想」
ルースターは強く、生きる哲学を持ったキャラクター
ーーアフレコはお一人だったのでしょうか?
そうです。他の人の声が入っているところに、僕がひとりで立って相手の声を聞きながらやっていました。相手の声が入ってない場合は、仮の声を聞きながら演じて、声を入れたりします。
ーーセリフ上の掛け合いのシーンを一人でやるとライブ感が出ない、といったことはないでしょうか?
どうなんでしょうね。タイミングをみたりしているので、ひとりでやったほうが迷惑かけないかもしれません。掛け合いの場合は、どちらかがNGを出すとなかなか先に進めませんよね。片方がOKになっていれば、僕だけやればいいわけじゃないですか。割とやりやすいです。僕は合理的だと思うし、何人かで合わせるとかえって大変だと思います。
ーーアフレコ現場で、何か指示はありましたか。
「侍のイメージでやってくれ」という指示がありました。監督やアメリカの制作サイドの意向として、強くて生きる哲学みたいなものを持っていて、あまり全部を言わない。それが演出サイドからの要望でした。
あとは、タイミングや言い方など細かい指示でした。顔や手足ではなく、声だけですから。
顔があれば、笑顔で「こんにちわ」と言うシーンでも、前のシーンで悲しいことがあれば、「悲しいことがあったけど笑顔を作っているんだ」と思ってもらえますが、声だけでは、声の高さひとつでも表情が変わってしまいますからね。
内藤さんが演じる新キャラクター・ルースターはマックスに勇気を教える重要な役割を担っています。もちろんかっこいいだけでなく、かわいらしい一面も見せてくれます。
(マグミクス編集部)
※映画『ペット2』は、2019年7月26日から全国公開。