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どこまでも「普通」なクリリンが愛され続ける理由 18号が惚れちゃうのも仕方ない?

『ドラゴンボール』で初期の頃から登場しているクリリンは、長く愛されているキャラです。主人公・孫悟空とは修行時代から多くの時間をともに過ごした盟友として知られています。どこまでも「普通」なクリリンは、なぜここまで人気なのでしょうか。

「普通」なクリリンの「すごい」活躍とは?

クリリンの姿がパッケージに描かれた「ドラゴンボール改 9』Happinet(SB)(D)
クリリンの姿がパッケージに描かれた「ドラゴンボール改 9』Happinet(SB)(D)

『ドラゴンボール』で初期の頃から登場しているクリリンは、長く愛されているキャラです。主人公・孫悟空と多くの時間をともに過ごした盟友として知られていますが、ネット上では「悟空の修行時代のライバルとしては華やかさに欠けるよね」という声があがっています。格別にイケメンでもなければ、強さが飛びぬけているわけでもない、いたって普通のクリリンはなぜここまで人気なのでしょうか。

※この記事では『ドラゴンボール』のキャラの生死に関わる記述があります。『GT』を除く、無印~最新シリーズ『ドラゴンボール超』までを含みます。

 クリリンの初登場シーンは悟空と同じく、亀仙人のもとでの修行をしにやってきたシーンです。クリリンは悟空とともに亀仙人に弟子入りし、始めは悟空に対して意地悪な様子を見せていました。しかし、修行の苦楽をともにしたふたりは、やがて親友になっていきました。

 また、クリリンの死は作中で重要な役割を果たしていました。「ピッコロ大魔王編」では、悟空の「ドラゴンボール」を守ろうとして殺されてしまいます。そして、「フリーザ編」では悟空の目の前で無残に殺害され、悟空が超サイヤ人化するきっかけとなりました。いずれの場合も、仲間の尽力によってクリリンはよみがえり、「生き返り」を作中最高の4回も経験している人物です。

 またベジータとナッパが襲来した際は圧倒的な力の前に次々と仲間たちが倒れ、強敵・ベジータには悟空までもが苦戦を強いられます。クリリンは重傷のなか、瀕死の悟空から受け取った元気玉を投げつけてベジータに大きなダメージを与え、戦局を変えました。

 さらに大猿化した悟飯に声をかけ、理性を取り戻させることに成功して勝利につなげました。クリリンは主戦力とはいえないものの、最後まで諦めずにアシストし続けてくれる存在でした。

 現在はクリリンの妻となった人造人間18号とのエピソードには、クリリンの人柄がよく現れています。はじめは敵同士だったふたりの関係は、18号がクリリンの頬にキスをしたことで変化します。

この出来事をきっかけにクリリンは18号を意識し始め、 18号の緊急停止させるスイッチを押さず壊し、神龍に18号たちの体内にある爆弾を取り除いてくれることを願いました。その後、18号と結婚し子供も生まれ、愛妻家で子煩悩な父となりました。

 波乱万丈なエピソードを持つクリリンに、ネット上では「天津飯とキャラ似てるけどクリリンの方が好き」「最初は嫌なやつだったけど努力して強くなっているし仲間思いだよね」「状況判断は冷静だしナメック星でのアシストは最高」と、クリリンの誠実で仲間思いな人柄や努力に惹かれる読者が多いようです。普段はクールな18号も、そんなクリリンの優しさに心を動かされていったのかもしれません。

(マグミクス編集部)

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