トラウマ級! 一度見たら忘れない「巨大目玉ウルトラ怪獣」 昭和世代は知らない?
一部の昭和の特撮好き世代の、「玩具屋あるある」として「名前のわからない目玉の怪獣がいる」があります。どうやら「平成ウルトラマン」に登場したらしい、あの目玉怪獣、一体何者なのでしょう?
「平成世代」ならわかる「巨大な目玉」の怪獣
今も昔も大人気のウルトラ怪獣たちは、今もグッズが多数発売されています。オモチャ売場でお行儀よくぶらさがっている怪獣たちの、「ソフビ」に胸を踊らせた経験がある方も、多いのではないでしょうか?
バンダイ「ウルトラ怪獣シリーズ」のラインナップは今もなお拡大中で、2023年5月には『ウルトラセブン』に登場したピット星人が仲間入りを果たし、話題を集めました。
さて、そんなウルトラ怪獣のソフビ人形に関して、「昭和ウルトラ世代」にはお馴染みのバルタン星人にレッドキング、エレキングなどのメジャー怪獣の群れのなかに、いつの頃からか「巨大な目玉」が紛れ込んでいることに気付いている方も多いことでしょう。こと40代以上、あるいは20代以下の、「平成ウルトラマン」を通過していない世代からすれば、ちょっとしたトラウマだったはずです。見ていてもトラウマかもしれませんが。
あの強烈なデザインの目玉怪獣は何者かといえば……彼の名前は「ガンQ」です。読んで字のごとく、眼球の怪獣でした。『ウルトラマンガイア』第6話「あざ笑う眼」で初登場した別名「奇獣」です。
最初は「巨大な目玉」だけの存在でしたが、その後にミサイルを吸収して肉体を獲得し、例の姿へと成長しました。相手の心の暗部を視線で刺激し嘲る、非常に厄介な奇獣です。第31話「呪いの眼」で再登場し、さらに恐ろしい姿とその「衝撃の正体」を明かしました。
ウルトラ怪獣全体から見ても、インパクトの点においては「最強」と言っても過言ではない「ガンQ」。デザインを担当した丸山浩さん曰く、デザインは話し合いのすえに二転三転し、最終的にとにかく時間がないなかで、決定稿を提出したとのことです。
そして結果として、誰もが度肝を抜かれるウルトラ怪獣が誕生します。「ガンQ」は『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』や『ウルトラゾーン』など、その他のシリーズ作品にも何度も登場しました。
もし、玩具屋さんでずっと目線を感じるなら、それは「ガンQ」のしわざです。そして余りにも気になるようでしたら、多分あなたは「疲れて」います。
(片野)