【漫画】憧れだった高層マンションで住民同士の不協和音に巻き込まれて? 『タワマンに住んで後悔してる』
タワーマンションに住む人びとの悲哀を描く「タワマン文学」を原作としたマンガ単行本『タワマンに住んで後悔してる』が発売中です。「住んでいる階の高さ」や、「子供の受験」、夫の職業など、あらゆる場面で競争意識をぶつけ合う大人たちの末路は……?
住んでいる階、年収、子供の受験 あらゆる「競争」に巻き込まれて

憧れだった東京のタワーマンションに引っ越した家族の内情を描くマンガ『タワマンに住んで後悔してる』(KADOKAWA)が、2023年6月1日から発売中です。九州から念願の東京転勤が叶い、タワマン低層階の部屋を購入した家族が、低層階と高層階、専業主婦とバリキャリ、子どもの学力、夫の職業など、さまざまな軸における「競争意識」に巻き込まれていきます。そして徐々に家族仲にヒビが生まれ、物語は予期せぬ結末へ――。
マンガを担当するのは、子供ふたりを育てながら漫画家・イラストレーターとして活動する「グラハム子」さん。育児マンガやエッセイマンガをTwitterやInstagramなどで発表しており、『美淑女戦隊オバサンジャー』『夫の公認なら不倫してもいいですか』(いずれも KADOKAWA 刊)などが発売中です。
原作者の「窓際三等兵」さんは、タワーマンションに暮らす人びとの日常と悲哀をTwitterで発信する、いわゆる「タワマン文学」の先駆者。2023年1月には「外山薫」名義で小説『息が詰まるようなこの場所で』(KADOKAWA)を刊行しています。

今回の『タワマンに住んで後悔してる』は、窓際三等兵さんによる描き下ろしエピソードで、タワーマンションの低層階、中層階、高層階に住む3家族それぞれの視点で、学歴、年収、子供の受験など、ヒリヒリするような競争と苦悩の日々が描かれます。「自分と家族にとっての幸せとは何なのか」を考えずにはいられない一冊です。
(マグミクス編集部)