強制フリーズに、町滅亡も…『ドラクエ』の選択肢に秘められた「恐ろしい罠」
日本で最も有名なRPGといっても過言ではない『ドラゴンクエスト』シリーズ。そのゲーム中には、プレイヤーが「はい」か「いいえ」の二択を迫られる場面があります。今回はその選択を誤ったことで、とても後味の悪い結末を迎えてしまうシーンを紹介します。
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大人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズには、ストーリー上で「はい」「いいえ」のどちらかをプレイヤーが選ぶ場面が存在します。大抵の場合は、どちらの選択肢を選んでも展開は変わらないか、どちらかの決まった選択肢を選ばざるをえないループに突入します。
だからと言って、すべての選択肢を適当に選んでいくと、時には取り返しのつかないケースも。そこで今回は実際『ドラクエ』シリーズにあった、選択肢によって後味の悪い結末を迎えてしまう事例を振り返ります。
その、もっとも有名な選択肢は、記念すべきシリーズ1作目のファミコン版『ドラゴンクエスト』にありました。同作のラスボスである「りゅうおう」は、主人公に対して「もしわしの味方になれば世界の半分をやろう」と提案してきます。
そこに至るまでの物語を知らない人からすれば魅力的に思える好条件かもしれませんが、これこそが『ドラクエ』の最大の罠。りゅうおうの味方になる「はい」の選択肢を選ぶと、ゲームのパスワードである「ふっかつのじゅもん」を教えてくれたうえで、ゲームは強制的にフリーズします。
実質バッドエンドとも言えるこの結末に驚かされますが、さらに酷いのは教えてもらった「ふっかつのじゅもん」を入力したときのこと。本来「ふっかつのじゅもん」は、その時点のレベルや所持品を引き継いで再開できるシステムですが、このときりゅうおうが教えてくれた「ふっかつのじゅもん」で再開すると、所持金やアイテムがゼロの状態でゲームを最初からやり直すはめになります。
ちなみにリメイク版で「はい」を選ぶと、リムルダールの宿屋で目を覚ますという夢オチに。こちらはレベルやお金、道具などはりゅうおうと出会った時のままなので、かなりマイルドな仕様になっています。