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希少? アニメも実写も人気のマンガ4選 「2期まだ?」「思いのほか良かった」

人気マンガは、アニメや実写版の制作が発表された際に、期待の声もある一方、「マンガで十分満足」「魅力が損なわれそう」と不安視するファンの声も多く見られます。しかし、キャストやオリジナルのストーリーによって、ファンが太鼓判を押した作品も?

ファンも納得の出来?

映画『キングダム』ポスタービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会
映画『キングダム』ポスタービジュアル (C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

 マンガがヒットすると、「アニメ化してほしい」「意外と実写向きかも」と、ファンの間でさまざまなメディアミックス化への期待、予想の声が出てきます。

 これまでアニメ化と実写化の両方が実現した作品は多々あり、直近の例では2023年4月からアニメ放送が始まり、2023年6月23日に実写映画が公開される『君は放課後インソムニア』のように、同じ時期に両方が発表されるというケースも少なくありません。

 ただ、比較的原作に忠実に作りやすいアニメは好評でも、実写化の方は「映画やドラマの枠に合わせて改変しすぎ」「キャストがイメージと違う」「そもそも3次元で描くのは無理がある内容」などの理由で評判が良くない、という例もありました。

 それでも、制作者が作品の魅力を理解していたり、ファンの望む形をなんとか実現しようとした結果、ファンも納得するクオリティのメディアミックス化を果たした作品も存在します。ネットで「アニメ化と実写化、両方よかった作品って何?」というような話題になると、『るろうに剣心』や『銀魂』『デスノート』などの名前がよく出てきますが、最近はそれ以外にも「アニメと実写どっちも好き」「別々の良さがある」と言われる作品も増えてきました。

●アニメも実写も作品の迫力を再現!『キングダム』

 紀元前の古代中国・春秋戦国時代の秦国を舞台に、戦争孤児の奴隷から武功を上げて「天下の大将軍」になることを夢見る少年・信(しん)と、後に中華統一を果たすことになる始皇帝・政(せい)の成長と戦いを描くマンガが『キングダム』(作:原泰久)です。魅力的なキャラクターたちと壮大なストーリーで多くのファンを獲得し続けており、アニメは2012年から第4シリーズまで放送され、実写シリーズも2019年の第1作目からヒットを続けています。

 NHKで放送されているアニメは、第5シリーズも2024年1月からの放送が予定されています。アニメ版の人気は、『キングダム』の見どころのひとつでもある迫力満点のバトルシーンが再現されていたことや、声優たちの熱のこもった演技が評価されたことの表れでしょう。

 また、当初はスケールの大きさから実写化は難しいと思われていましたが、2019年に公開された実写化1作目は、大規模な中国ロケを行ったほか、信役の山崎賢人さんの熱演や殺陣の身のこなし、信と同じ夢を目指す幼馴染・漂と秦王・エイ政を演じ分けた吉沢亮さんの演技、脇を固めるキャストたちの再現度も話題を呼び、興行収入57億3000万円の大ヒットを記録しました。

 2023年7月28日には第3弾となる映画『キングダム 運命の炎』も公開予定で、いよいよ因縁の敵国・趙の強敵・李牧やホウ煖が登場するため、まだ明かされていないキャストにも注目が集まっています。

●キャストがアニメもドラマもばっちり!『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』

 元女性警官という異色の経歴を持つ作者による、リアルな警察官の日常を描くマンガ『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(作:泰三子)は、実写化された後にアニメ化も果たした作品です。

 2021年7月から日本テレビで放送された実写ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』は、「パワハラが原因で飛ばされてきたエースの藤と、新人警察官の川合がペアを組んで奮闘する」という本筋は、ほぼ原作に忠実に制作されていました。しかし、川合が辞職を踏みとどまるきっかけのエピソードが異なるほか、捜査一係の刑事で紅一点の牧高とペアを組むのが、オリジナルキャラの鈴木になるなど、実写版のみの変更が加えられています。

 ただ、原作通りのテンポの良い掛け合いや、エンタメ要素と社会問題を扱う描写のバランスも再現されているドラマ版は、原作ファンはもちろん、ドラマから知った視聴者からも好評でした。2022年6月に第48回放送文化基金賞番組部門の「テレビドラマ番組最優秀賞」を受賞しており、高く評価されています。

 コミカルなシーンとシリアスなシーンのギャップは、アニメ版においてもキャスト陣によって見事に再現されており、「2期もやってほしい」と早くも続編を期待する感想もありました。

 また、アニメ版は、1話でふたつのエピソードが描かれているのが特徴ですが、第10話はAパートが山田が警察手帳を紛失する「ギャグ回」、Bパートは川合が初めて死亡事故の現場に立ち会う「シリアス回」だったため「落差が凄すぎて印象に残った」「エピソードのチョイスにやられた」と、構成に高評価の声も出ています。

【画像】原作以上? 再現度凄い実写版の美女キャラ(7枚)

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