配信から3年、「出会う」要素が増加している『ポケモンGO』の現在
配信開始から3年を経たスマートフォンゲーム『ポケモンGO』では、「コミュニティデイ」や「レイドバトル」、「ギフト(ギフティング)」などの新システムやキャンペーンが次々と実施されています。いずれのシステムも”個人”のプレイではなく、”見知らぬ人”との「共闘」を促すという点が共通しています。珍しいポケモンを探していたら「思わぬ出会い」に巡り合うかもしれません。
追加された「共闘」要素、見知らぬ同士でも協力プレイ
スマートフォン向け位置情報ゲームアプリとして社会現象を巻き起こした『ポケモンGO』では、毎月1度特定のポケモンがバーチャル上に大発生し、ゲットするチャンスが大幅にアップするキャンペーン「コミュニティデイ」が開催されています。
2019年8月3日(土)に行われたキャンペーンの対象は”可愛らしい妖精”を思わせる「ラルトス」。男女ともに屈指の人気を集めるポケモンをゲットするべく、街頭では老若男女問わずポケモンGOを起動させている人たちが目立ちました。
キャンペーンでは、珍しい”色ちがい”のポケモンがゲットできたり、ポケモンを効率良く育て、対戦を有利に進めるボーナスも発生するなど、ファンにとっては嬉しい特典が満載のイベントとして盛り上がりを見せているのですが、配信から3年経った現在、「ポケモンGO」の醍醐味のひとつである「共闘」の側面にフォーカスをあてたイベントが続々導入されています。
見ず知らずのプレイヤーと強大なポケモンを倒す「レイドバトル」や、陣地を守るための「ジム防衛」、またフレンド登録をしたプレイヤー同士で互いにアイテムを送ることができる「ギフト(ギフティング)」システムは、毎日のように掲示板を通じてフレンド登録を促す書き込みがなされているのです。
2018年には『ポケモンGO』のオフ会をきっかけに出会った2人が結婚し、ポケモン色の強いウェディングセレモニー動画の完成度が高かったことが大きな話題を呼びました。また、東京・江戸川橋では『ポケモンGO』をコンセプトにした居酒屋まで出現。大盛況となっています。
リリース当初、『ポケモンGO』は実際に外に出てプレイを進める”位置情報ゲームアプリ”である点に注目が集まりましたが、その後、見知らぬプレイヤー同士の共闘やコミュニケーションの要素が次々導入されたことを背景に、このような現象が起こっていると考えられます。プレイヤーはレアポケモンのみならず、「思わぬ出会い」にも巡りあうかもしれません。
(マグミクス編集部)