『ワンピ』ゾロにおにぎりを渡した少女の「その後」とは 本編での登場に期待も
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する女性といえば、多くの読者がたくましく、セクシーな女性たちを思い浮かべるのではないでしょうか。作中では、大人な女性だけでなく、物語のカギを握る、たくましい少女たちも登場していました。
ツインテールが人気を集めた「意外な人物」とは?
『ONE PIECE(ワンピース)』には、強くてセクシーな女性が多く登場します。しかし、なかには大人の女性ではなく、物語で重要な役割を果たした少女たちがいました。本編ではほとんど活躍がありませんでしたが、どうしてここまで読者から高い支持を集めるのでしょうか?
最初は、ルフィとゾロが出会った町「シェルズタウン」で登場したおさげの少女・リカです。彼女は自分をかばって捕らえられたゾロのためにおにぎりを差し入れしていました。
本編での活躍はこれだけでしたが、実は616話の扉絵で再登場を果たしています。「シェルズタウン」の事件から2年経った姿で登場した彼女は、身長も伸びて少し大人びた顔立ちになっていました。海軍基地で給仕見習いとして働いており、ゾロに砂糖まみれのおにぎりを渡していたとは思えないほど料理上手になっているようです。
なかには、扉絵でデビューを飾り、存在感を放った少女もいます。エースが黒ひげを追う道中を描いた扉絵シリーズ「エースの黒ひげ大捜査線」に登場する、モーダという少女です。彼女は牛乳売りをしており、素朴な見た目が愛らしい女の子でした。
モーダは川でおぼれていたエースを救った命の恩人で、エースはそのお礼に、牛乳を売る手伝いをする……という交流が扉絵で描かれています。本編での掘り下げが少なかったエースの人柄が垣間見えたエピソードであり、そのきっかけを作ったモーダもファンの心に深く焼き付きました。
ちなみにモーダは、最終章でわずかながら本編への登場シーンがありました。彼女のその後がどうなったのか気になる方は1082話を読み返してみてはいかがでしょうか。
そして少女キャラのなかでも、「これは反則」と読者から支持を得たのが、ナミの「ある姿」でした。ナミといえば、『ONE PIECE』を代表するヒロインのひとりです。「空白の2年」以前は外ハネのショートヘア、それ以降は腰あたりまで伸ばしたロングヘアなど、さまざまなスタイルで読者を魅了してきました。
ナミは『ONE PIECE』内で複数の子供姿が描かれており、「東の海編」ではショートヘアで活発そうな幼少期が描かれ、映画『ONE PIECE FILM Z』では「モドモドの実」の能力によってロングヘアのまま幼くなった姿が描かれています。
「モドモドの実」の能力で体は子供になったものの、性格は普段のしっかり者のナミと変わりません。ファンのなかでは、「大人のナミよりも、キュートな姿のナミの方が好き」という声もあがっていました。映画内では子供のナミが長い髪をツインテールにした描写もあり、ロングヘア派とツインテール派で意見が分かれているようです。
少女たちは本編での出番こそ少なかったものの、物語に欠かせない人物ばかりです。大人に負けない存在感を放つ『ONE PIECE』の少女たちの今後の活躍に期待が高まります。
(ハララ書房)