『劇場版シティーハンター』神谷明、待望の続編に「やっとか!」 キャスト陣が制作秘話を披露【レポート】
2023年9月8日公開予定の『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』。6月13日に行われたプレス発表イベントでは、新規情報やキャスト陣のトークなど盛りだくさんの内容で本作への期待値を上げました。神谷明さんをはじめとする声優陣が語った収録の裏話とは?
「やっとか!」キャストも待ち望んだ続編
『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』プレス発表イベントが、6月13日にEXシアター六本木で行われました。本作は2023年9月8日公開予定の新作アニメーション映画です。2019年に公開された『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の続編で、主人公・冴羽リョウの過去が描かれます。
プレス発表イベントには、冴羽リョウを演じる神谷明さんのほか、新キャラクターのアンジー役・沢城みゆきさん、海原神役・堀内賢雄さん、そして総監督のこだま兼嗣さんが登壇。収録の裏話などに花を咲かせました。さらにイベントのラストには主題歌を担当するTM NETWORKの小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんが登場し、楽曲に対する思いを語りました。
最初にこだま総監督が本作について「原作ファン、アニメファン、さらに新しいファンも獲得したいと考え、ストーリーを構成しました。ぜひお楽しみください」と、力強くコメント。従来からのファンはもちろん、本作で初めて『シティーハンター』に触れる人でも楽しめる内容になっているそうです。
続いて、キャスト陣へ本作の出演が決まったときの心境が尋ねられると、神谷さんは「『やっとか!』という思いと、嬉しさが同時にこみ上げてきました」と、前作からの4年間を待ち遠しく思っていたことを明かしました。
沢城さんは「世代的にTVシリーズには参加できませんでしたが、まさか劇場版という大きな舞台をいただけるとは。夢が叶ったような気持ちでした」と、緊張と喜びを交えて語ります。
TVシリーズ1期の第6話に加納役で出演していた堀内さんは「当時神谷さんのお芝居を見て『いつかこういうお芝居ができるようになるのかな』と思っていました」と、憧れを口にしました。本作で海原という重要な役を任せてもらえたことにも、大きな喜びを感じたといいます。
思い入れの深い作品だけに、アフレコ前日は「あまり眠れなかった」と、収録を振り返る堀内さん。「海原神の持っている哀愁や悲哀を出すために何度もテイクを重ね、みなさんの納得いくものを入念に録りました」と、こだわりを語っていました。
アフレコ当時はコロナ禍で個別収録が多い状況だったものの、沢城さんは「このチャンスを逃すわけにはいかない!」と思い、神谷さんと伊倉一恵さん(槇村香)と一緒に収録したいと要望を出したそう。「お互いに相手の魅力を伝えながら、ふたりでキャラクターを立ち上げていた」と、神谷さんと伊倉さんの演技に感動していました。