「平成仮面ライダー」を彩ったイケメン俳優の歴史 ジュノンボーイ増加はいつから?
数多くのイケメン俳優を輩出し、「若手俳優の登竜門」として認識されている平成仮面ライダーシリーズ。近年はジュノン・スーパーボーイ・コンテストの最終選考会出場者から選ばれることが多いようです。今回「ジュノンボーイ」という観点から、平成仮面ライダーシリーズを彩ったイケメン俳優の歴史を振り返ります。
「ジュノンボーイ」出身の主役ライダーが近年増加

オダギリジョーさんから始まり、佐藤健さんや菅田将暉さん、福士蒼汰さん、竹内涼真さんといったイケメン俳優たちを輩出した平成仮面ライダーシリーズ。現在はスーパー戦隊シリーズとともに“若手俳優の登竜門”として認識されています。
仮面ライダーシリーズの主演俳優は近年、雑誌『JUNON』が開催しているジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト以上、いわゆる「ジュノンボーイ」から選ばれる傾向にあるようです。
今回は「ジュノンボーイ」という観点から、平成仮面ライダーの歴史を振り返ってみようと思います。
『仮面ライダーW』(2009~2010)で桐山漣さんと共に主演を務めた菅田将暉さんは、第21回コンテスト(2008年開催)のファイナリストでした。菅田さん以降、主役ライダーを演じるジュノンボーイの割合が増加していきます。
『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010~2011)の渡部秀さんと『仮面ライダーウィザード』(2012~2013)の白石隼也さんは、それぞれ第21回コンテストと第20回コンテスト(2007年)の準グランプリ受賞者です。
さらに『仮面ライダーゴースト』(2015~2016)の西銘駿さんから『仮面ライダージオウ』(2018~2019)の奥野壮さんまで、ジュノンボーイが4作品連続で主役ライダーに抜擢されました。この内、奥野さん以外の3名はグランプリ受賞者でもあります。
仮面ライダーの出演者にジュノンボーイが多いという認識は、『仮面ライダーW』以降の、いわゆる「平成二期」の間に定着したものなのでしょう。実際、平成二期の作品でジュノンボーイではない主役ライダーは『W』の桐山漣さん、『仮面ライダーフォーゼ』(2011~2012)の福士蒼汰さん、『仮面ライダードライブ』(2014~2015)の竹内涼真さんの3名だけなのです。
平成二期の作品に主要キャストとして出演しているジュノンボーイは、主役ライダー以外も含めると総勢19名。その内グランプリ受賞者は7名もいるのです。改めてジュノンボーイの多さに驚かされます。