『ドラクエ』作品の「覚えるのが遅すぎた呪文」3選 「なぜそのタイミング?」
大人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズでは、特定のレベルに達すると新たな呪文を習得します。しかし、なかには「なぜそのタイミング?」とプレイヤーが疑問を抱くような呪文も……。覚えるのが遅すぎてあまり活躍の機会がなかった、悲しい呪文をご紹介します。
「もっと早く覚えていれば…」活躍の場が少ないザンネンな呪文
大人気RPG『ドラゴンクエスト(以下、ドラクエ)』シリーズは、初代の発売から30年以上も続いている、長い歴史を誇ります。プレイヤーの分身とも言えるキャラクターを成長させながら冒険し、強敵に挑んでいくというゲーム性は多くのファンに支持されています。
とくに唯一無二であるレベルアップの効果音とともに、新たな呪文や特技を習得する瞬間は同作の醍醐味とも言えるでしょう。
しかし、なかには「こんなタイミングで覚えてどうする?」と疑問に感じてしまう呪文も存在します。そこで本記事では、もう少し早いタイミングで習得していたら活躍したかもしれない、少々残念に思える呪文をご紹介します。
最初にご紹介するのは『ドラクエ3』の勇者(主人公)が、レベル29で覚える「ベホイミ」です。ベホイミといえば味方のHP(体力)を回復する呪文であり、最初に覚える回復呪文「ホイミ」の上位互換に当たります。
ホイミが味方1体のHPを約30回復するのに対し、ベホイミは約80ほど回復する効果がありました。
しかし、このベホイミの習得後、勇者はレベル33で「ベホマ」を習得します。ベホマは味方のHPを全快させるという絶大な効果がある回復呪文です。そのベホマとベホイミは、レベル差4というわずかな間隔で習得するため、回復量を考えると下位互換のベホイミが活躍する機会はとても少ないのです。
しかも呪文使用時に消費するMPはベホイミが5で、ベホマは7とそれほど大きな差がありません。もっと低レベルのうちにベホイミを習得していたら、おそらく使用頻度も高かったことでしょう。
ちなみに初代『ドラクエ』の主人公はレベル17でベホイミを習得します。『ドラクエ3』の勇者の習得時期が極端に遅い理由はなんだったのでしょうか。
次にご紹介するのは『ドラクエ7』の主人公がレベル28で覚える「リレミト」の呪文です。この呪文を使用することで、ダンジョンのなかから一瞬で入り口まで戻ることができます。味方の死亡時や、回復手段が枯渇した場合などに、とても重宝する呪文でした。
しかしこのリレミトは、主人公とともに冒険をする仲間マリベルがレベル5で習得、メルビンに至っては最初から習得済みという、驚きの格差が発生しています。
ストーリーも中盤に差し掛かるこのタイミングで主人公のリレミトが必要になるのは極めて稀なケースです。マリベルが離脱する場面での使用を想定したとしても、メルビンがいれば問題ありませんし、なぜレベル28にもなって主人公がリレミトを覚えるのか謎に包まれています。