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嫌いになんてなれない! 「実はいい人」かもしれない『ジブリ』の悪役キャラ3選

悪役なのに全然嫌いになれない? 作品を彩る名悪役キャラ

小さな女の子たちを誘拐するマンマユート・ボス (C)1992 Studio Ghibli・NN
小さな女の子たちを誘拐するマンマユート・ボス (C)1992 Studio Ghibli・NN

●『紅の豚』マンマユート・ボス

 最後は、映画『紅の豚』に登場する、空賊・マンマユート団のボス、マンマユート・ボスです。大柄な体格と乱暴な言葉づかいが目立つキャラクターですが、道徳的な人物として描かれています。不必要な殺傷を好まず、人質を取るシーンでは15人の女の子を全員を誘拐していました。

 15人の女の子を誘拐したときは「仲間外れを作っちゃかわいそうじゃねぇか」という理由から全員を連れ出したようです。「かわいそうだからさらうのをやめる」のではなく、「かわいそうだから一緒に連れて行く」という、少しずれた発想もファンが嫌いになれない、愛らしい一面のようです。

 このように、『スタジオジブリ』作品に登場する悪役キャラは「ただの悪人」という単純な役割が与えられているわけではありません。悪役なのになぜか憎めない、人間味あふれる人物設定が、ファンを増やし続ける魅力のひとつなのかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】悪役なのになぜか嫌いになれない、魅力たっぷりのキャラクターたち(6枚)

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