桂正和氏の原点『ウイングマン』に登場した個性派美少女たち「誰が好きだった?」
桂正和先生が描く、美しく、かわいく、セクシーな女性たち。『ウイングマン』には、その原点ともいえる4人の美少女が登場しました。ビジュアル抜群でお色気シーンも満載の個性あふれる女の子たちに魅了されたファンは多いはずです。
桂正和氏の連載デビュー作にして原点となる作品!
特撮ヒーローファンとしても知られる桂正和先生の連載デビュー作『ウイングマン』は、1983年の連載開始から40周年を迎えました。同作は1984年に『夢戦士ウイングマン』のタイトルでTVアニメ化もされ、エニックス(現・スクウェア・エニックス)からPCゲームが発売されるなど、マンガからマルチ展開された先駆け的な作品とも言われています。
桂先生といえば『電影少女』、『I”s』をはじめ、美少女の作画に定評のある漫画家ですが、この『ウイングマン』にも可愛い少女が多数登場し、作品に華を添えました。
とくに、のちに作中で「ウイングガールズ」と呼ばれることになる4名の女の子たちは、主人公の広野健太をサポートするために変身します。それぞれ個性的な美少女ばかりで、少年誌ではギリギリのセクシーさで読者の心をくすぐりました。
今回はそんなウイングガールズのメンバーだった4名の魅力を改めて振り返ります。
●アオイ(夢あおい)
異次元世界「ポドリムス」からやってきた16歳の少女で、中学生の主人公・健太が「ドリムノート」を手にするきっかけとなった人物です。
活発そうなショートカットが魅力的ですが、これはディメンションパワーという超能力を使って人間の姿に擬態しています。
いつも気が強く、圧が強めではありますが、年下の健太に対して面倒見が良い一面も。とくに物語の後半は年上のお姉さんらしい存在となり、健太に惹かれていきます。
初登場シーンで、いきなりビキニ姿で現れたアオイに心を奪われた読者も多いはず。基本的に肌の露出度が高く、お色気シーンも多めで、敵のマグネットプラスがアオイのパンツをずらす一コマは衝撃でした。
●小川美紅(おがわみく)
第1話で、先生にひっぱたかれて気を失った健太を看病した保健委員が美紅です。これをきっかけに健太と仲良くなっていき、ひそかに恋心をいだきます。
内気で可愛らしい、守りたくなる系の美少女ですが、いわゆるぶりっ子な一面もありました。しかし、ここぞと言うときには大胆なところもあり、物語が進むにつれて芯の強い女性へと成長していきます。
戦闘では新体操の経験を活かしたキックがステキで、ひらひらしたミニスカートのコスチュームから覗く太ももで多くのファンを魅了しました。アニメ版の口癖である「~するの、良くないと思うの!」にキュンとした男子も多かったことでしょう。
●森本桃子
もともとヒーロー好きの女の子で、健太率いるヒーローアクション部のオリジナルヒーロー「セイギピンク」として登場します。しかし、健太が本物の敵と戦っていると知り、自らも戦いに参加することになりました。
最初はツンデレな雰囲気でしたが、徐々に明るく朗らかな性格に変わっていきます。実は、小学校時代にちょっとした事件があり、それ以来ずっと健太を想い続けている一途な面もあってグッとくるキャラです。
ピンク色の髪にそばかすがチャーミングで、少しぽっちゃりボディでお色気シーンも多かったため、コアなファンも多かった印象です。
●布沢久美子(ふざわくみこ)
新聞部員の女の子で、特ダネを追い求めている途中で健太が変身できることを知り、半ば強制的に自分も変身できるように頼み込みます。ウイングガールズの結成を呼びかけたのも彼女でした。
視力が悪い彼女は普段メガネをかけていますが、変身時は視力が良くなるようにドリムノートに書き込ませました。メガネを外すとさらにかわいくなる王道パターンですが、一部のメガネ萌えファンからは「変身してもメガネは外さないでほしい」という声が少なからずありました。
性格は自己中心的で突っ走るタイプのトラブルメーカーでしたが、きわどいコスチュームも相まって根強いファンがいた印象です。
そんな桂先生が描くバラエティに富んだ4人の女の子以外にも、『ウイングマン』には魅力的なキャラがたくさんいました。筆者は、最初の頃は美紅推しでしたが、後半になってお姉さんっぽさが増したアオイに心変わりした浮気者です。みなさんはどの女の子が好きだったでしょうか?
(石原久稔)