ダサい?いやカッコいい? ファッションの「クセが強い」ガンダム主人公・ヒロインたち
人類が宇宙に進出した未来を舞台とした「機動戦士ガンダム」シリーズ。未来のお話しがゆえに、令和の現代とは違う世界観が広がっています。なかでも特徴的なものが登場人物の「ファッション」。今の感性ではカッコいいのか悪いのかわからないのが本音なところ。そこで今回は「ガンダム」のファッションについて紹介します。
カッコいい?悪い? どちらにしてもマネできない「ガンダム」の未来ファッション
人類が宇宙に進出した未来を舞台とした「機動戦士ガンダム」シリーズ。令和の現代とは違う世界観が広がっていて、なかでも特徴的なものが登場人物の「ファッション」。今の感性では、カッコいいのか悪いのかわからない着こなしがほとんどです。そこで今回は「ガンダム」のファッションに注目して紹介します。
●『機動戦士ガンダム』宇宙世紀0079ごろのファッション
ご存知アムロ・レイの登場時は下着姿でしたが、すぐに着替えて外出。この際にはイエローのハイネックをインナーに上下揃いのデニムは、統一感があって思いのほかオシャレに見えます。その後、父・テムがホワイトベースの自室に飾っているアムロの写真では、赤のVネックのニットらしきトップスに白シャツを合わせる、爽やかな組み合わせにもチャレンジしています。
その後アニメ版『機動戦士Zガンダム』でのアムロは、イエローのハイネックにインディゴカラーのジャケットという難易度高めの組み合わせや真っ黒スーツに白シャツ、黒ネクタイをゆるく締める、90年代後半に流行したロックバンドのような服装も見せています。
そして『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するバーナード・ワイズマンはブラウンのアーミージャケットにデニムと思われるボトムスの組み合わせは、バーニィのイケメンもあいまってスタイリッシュです。
一方、恋仲になりそうだったクリスチーナ・マッケンジーは、やたらと黄色を好む女性らしく、同色の半袖ニット、パンツ、膝丈スカートを所有し、通勤スタイルもイエローのジャケットに異様に短いタイトなスカートと、あまりファッションに興味がないような組み合わせ。仮にデートに着て来られたら「うっ……」となってしまうセンスを見せています。
●『機動戦士Zガンダム』宇宙世紀0087ごろのファッション
主人公カミーユ・ビダンが登場時に着ていた紺色のスウェットらしきトップスから覗く黄色のシャツの襟、細身の黒パンツはオシャレかどうかはともかく、現代でもありえるファッションです。
その後、TVアニメ版で悲しい結末を迎えてしまったカミーユですが、『ガンダムZZ』にもファ・ユイリィとともに登場します。最終話では、ブルーのシャツに濃紺のネクタイという装い。付き添いのファの見立てなのか、大人っぽい着こなしになりました。
そして歴代ヒロインのなかでも美脚で人気のあるファ。初期は、黄色のハイネックに赤いベスト、ショートパンツを合わせる美脚女王の名に恥じないファッション。アーガマに乗るようになってからは、美脚どころか臀部まで見えそうな異常な裾丈の隊服を着るようになり、主張が生々しくなりました。これが若さか……。
ところが『ZZ』最終回では、ロングスカートで登場。キャラ変しています。