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戦争マンガ『cocoon』TVアニメ化発表 終戦80年迎える2025年夏NHKにて放送予定

秋田書店が刊行する、2010年文化庁メディア芸術祭審査員会推薦作品の戦争マンガ『cocoon』が、終戦80周年という節目を迎える2025年夏にNHKにてアニメ化されることが発表されました。

アニメーションプロデューサーは元ジブリ舘野仁美さん

アニメ『cocoon』ティザービジュアル (C)今日マチ子(秋田書店)/NHK・NEP
アニメ『cocoon』ティザービジュアル (C)今日マチ子(秋田書店)/NHK・NEP

 秋田書店は2023年6月27日(火)、同社が刊行するマンガ『cocoon』について、終戦80周年を迎える2025年夏にNHKにて特集アニメ化されることを発表しました。

『cocoon』は戦後65年の2010年に発表された、今日マチ子先生による戦争マンガです。主人公「サン」をはじめとする仲間たちが、凄惨な世界と自己の少女性の狭間で揺れ動く様子を抒情的に描き出したといい、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に入選しました。

 アニメ『cocoon』は、元スタジオジブリの舘野仁美さんがアニメーションプロデューサーを務め、アニメーション制作はササユリが担当します。

『cocoon』(今日マチ子/秋田書店)書影 (C)今日マチ子(秋田書店)2010
『cocoon』(今日マチ子/秋田書店)書影 (C)今日マチ子(秋田書店)2010

【あらすじ】
シマいちばんの女学校に通う主人公・サンらは、クラスメイトとともに学徒隊として戦地に赴く。戦況の悪化とともに、ひとり、またひとりと仲間を喪っていく中、世界の凄惨さと自己の少女性との狭間でサンは……。

【著者プロフィール】
今日マチ子
漫画家。1P漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」の書籍化が話題に。4度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。戦争を描いた『cocoon』は「マームとジプシー」によって舞台化。2014年に手塚治虫文化賞新生賞、2015年に日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門を受賞。『みつあみの神様』は短編アニメ化され海外で23部門賞受賞。コロナ禍の日常を絵日記のように描いた『Distance わたしの#stayhome日記』は2022年1月に『報道ステーション』にて特集で紹介、2023年4月から町田市民文学館ことばらんどにて『今日マチ子「わたしの#stayhome日記」2020-2023展』を開催。近著に『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』。

(マグミクス編集部)

【画像】マンガ『cocoon』の中をチラ見&アニメの「サン」と「マユ」のラフスケッチ(8枚)

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