「睡眠時間返して…」歴代ドラクエの時間泥棒すぎる「やりこみ要素」とは?
ドラクエ史上、最高レベルの「時間泥棒な要素」とは?

最後に紹介したいのは、2009年に発売された『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』です。『ドラクエ』のやりこみ要素を語るうえで、必ずと言っていいほど名前の挙がる作品といえます。
『ドラクエ9』を代表するやりこみ要素の「宝の地図」システムを筆頭に、「総計400個以上の称号集め」「豊富なサブクエスト」「錬金レシピ」などのコンプリートにとにかく時間がかかります。
しかも発売後、1年間近くダウンロードコンテンツの追加もあり、本編以外のやりこみ要素に力が入っていた作品でした。
なかでも本作の醍醐味のひとつである「宝の地図」システムは、とくに多くのプレイヤーの時間を奪った要素です。「宝の地図」で行ける洞くつは自動生成ダンジョンで、ダンジョンの構造や宝箱の中身、出現モンスターの種類などがランダムとなっています。
そのなかには、メタル系のモンスターが大量出現する地図や、レアな宝箱が出現する地図などもあり、貴重な地図を入手するために、すれ違い通信をやり込む……というのも大流行しました。
あまりにもやりこみ要素が充実していたため「ドラクエ9は本編が終わってからが本番」「レアな地図欲しさに、たくさんの人とすれ違えるターミナル駅に行った」「錬金レシピは集めるものが多すぎて何時間プレイしたかわからない」といった声があがったほどです。
歴史ある『ドラクエ』シリーズには、これまでさまざまなやりこみ要素が存在しました。現在、すでに製作が発表されている最新ナンバリングタイトル『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』には、どのような新要素が追加されるのかも楽しみですね。
(マグミクス編集部)