東映「キャラクター戦略部」新設 部長に「平成ライダー」白倉P キャラ事業強化図る
東映が、新たに「キャクター戦略部」を設置し、キャラクタービジネスのさらなる強化を図るとのことです。「平成ライダー」シリーズを手掛けた白倉伸一郎プロデューサーが部長に就任しました。
キャラビジネスを戦略的かつ統合的に展開

東映は、2023年7月1日付けで「キャラクター戦略部」を新設、その部長に「平成ライダー」シリーズで知られる白倉伸一郎プロデューサーが就任すると発表しました。
「キャラクター戦略部」は、東映が2023年2月に発表した中長期ビジョン「TOEI NEW WAVE 2033」で示した重点施策「映像事業収益の最大化」「IPライフサイクルの長期化」「グローバル展開へのチャレンジ」を推進するため、キャラクタービジネスを戦略的かつ統合的に展開していくことを目的とし設立したといい、代表取締役会長と社長の直轄部署とのことです。
部長に就任した白倉氏のもと、二次利用セクションのスペシャリストを配し、今後この「キャラクター戦略部」が中心となって東映グループ内の各セクションを横断しキャラクタービジネスを進めることで、意思決定を迅速化し、業務全体の最適化を図り、そうすることで個々のキャラクターIPにおける収益の最大化を目指すとしています。さらにアジア、中南米、欧米に向けたキャラクタービジネスのエリア戦略を検討立案し、グローバル展開を加速していくそうです。
白倉氏は1992年の『真・仮面ライダー 序章』以降、いわゆる「平成ライダー」シリーズを手掛けたことで知られ、2022年6月より上席執行役員テレビ営業部ヘッドプロデューサー兼テレビ営業部長を務めています。近年ではアマゾンプライムオリジナル『仮面ライダー BLACK SUN』に続き、『シン・仮面ライダー』にもエグゼクティブプロデューサーとして携わりました。
(マグミクス編集部)