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『ワンピ』四皇幹部・エースは本当に強かった? 「運悪いだけ」「懸賞金低くない?」

『ONE PIECE』に登場するエースは、白ひげ海賊団の2番隊隊長かつ海賊王・ロジャーの息子という、海軍からすれば最上級のお尋ね者です。しかし戦闘描写も少なく、新世界編に入る前に死んでしまったため実力が分からないと話題になり、ネット上では「そんなに強くないのかも」という声も上がっていました。

エースの本当の実力はどのくらい?

『フィギュアーツZERO ポートガス・D・エース -Battle Ver.-』(BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ))
『フィギュアーツZERO ポートガス・D・エース -Battle Ver.-』(BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ))

『ONE PIECE』のルフィの義兄・エースは、海賊王ゴール・D・ロジャーの息子で、白ひげ海賊団の2番隊隊長です。海軍からすれば、最上級のお尋ね者で、「頂上戦争」にて処刑されそうになり、最後は大将・赤犬に殺されてしまいました。

 ロギア系の「メラメラの実」の能力を有していた四皇の幹部で、海賊王の血を継いで「覇王色の覇気」も使えるため、強いのは間違いないでしょう。ただ、戦闘描写も少なく、新世界編に入る前に死んでしまったため、「実力がよく分からない」という声も少なくありません。ネット上では、「そんなに強くないのかも」という声も上がっていました。

 エースの実力を語る上で外せないのが心の強さです。白ひげ海賊団に入る前、世界最強の男と恐れられる白ひげことエドワード・ニューゲートと戦った時には、圧倒的な強さに臆することもなく自分を犠牲に仲間を救おうとしました。白ひげに実力を認められた後も何度も戦いを挑んでおり、いっさい挫けない心の強さがうかがえます。また幼少期には、子供相手にも容赦のないポルシェーミに臆することなく、戦いを挑む気概も見せました。

 また、少ないながらも作中のバトルから、そのかなりの戦闘力が分かります。例えば魚人空手の達人であるジンベエと戦った時には、5日間にも及ぶ激闘を繰り広げました。またバナロ島での決戦では、悪魔の実の能力を引きずり込んで使えなくさせる「ヤミヤミの実」の能力者・黒ひげ相手でも、ギリギリまで互角に渡り合っています。

 さらに頂上戦争でも、長時間にわたり海楼石の手錠をはめられて衰弱していたにも関わらず、ルフィによって解放されると当時の海軍大将・青雉が放った技をあっさりと止めるほどの実力を発揮しました。また、幼少期にルフィが目の前で殺されそうになった時には、幼いながらも覇王色の覇気を放っています。

 そして、エースは最終的に「メラメラの実」を上回る「マグマグの実」の能力者・赤犬に殺されてしまいました。作中でエースが戦ったのはいずれもトップクラスの実力者で、赤犬に白ひげを侮辱された時のように引くに引けぬ理由で戦っていたため、ネット上では「強いけど不運」「相性悪い相手としか戦ってないよね」「もっと危険な勝負を避ける性格だったらまだ生きてたのかな」と、その不遇さについてのコメントもあります。

 強いのは間違いないのですが、その一方で、エースの「懸賞金」の5億5000万ベリーという額に関して「四皇幹部としては低いのでは」と、彼の実力を疑問視する声も少なくありません。同じ白ひげ海賊団の1番隊隊長だったマルコは13億7400万ベリー、例えば、同じ四皇だったビッグ・マム海賊団のスイート三将星は、8億6000万ベリー(クラッカー)、9億3200万ベリー(スムージー)、10億5700万ベリー(カタクリ)とかなりの懸賞金額の高さで、カイドウ率いる百獣海賊団の大看板は10億ベリー(ジャック)、13億2000万ベリー(クイーン)、13億9000万ベリー(キング)で全員10億超えでした。

 ただ、これはエースがまだ20歳という年齢で、白ひげ海賊団のなかでの歴も浅く悪事も働いていない、などの理由と考えられます。ロジャーの息子であることも、センゴクが頂上戦争で明かすまでは世間に公表されていなかったことを考えると、もし頂上戦争で生き延びてその後も海賊を続けていれば、とんでもない懸賞金額になっていたかもしれません。

『ONE PIECE』の世界では、頂上戦争後の2年間の間に多くのキャラクターが凄まじい成長を見せています。すでに亡くなったエースの正確な実力は分からないものの、生きていれば圧倒的な成長を見せていたかもしれません。

(マグミクス編集部)

【画像】可能性はあった? ガープにしごかれてたエースが「海兵になっていた場合」の姿が案外似合う(3枚)

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